他院で受けた眼瞼下垂や二重整形、クマ取りなどの手術結果にお悩みの方へ。特徴や修正できるケース、手術方法・費用、症例を解説します。
他院で受けた眼瞼下垂や二重整形、クマ取りなどの手術結果にお悩みの方へ。特徴や修正できるケース、手術方法・費用、症例を解説します。
他院で眼瞼下垂や二重などの手術を受けたものの、「左右差が気になる」「二重の幅や形が希望と違う」「まぶたが十分に上がっていない」「再発した」「まぶたが上がりすぎた」といった問題が残ることがあります。
このような手術後の機能面・審美面の問題を改善するために、再度行う手術を「修正手術(再手術)」といいます。特に、他の医療機関で受けた手術を当院で修正する場合を「他院修正」と呼びます。
まぶたの修正手術では、一度手術した組織の瘢痕や癒着などを考慮しながら、現在のまぶたの状態と過去の手術内容を確認し、適切な修正方法を検討する必要があります。
「まぶたの手術をしています」とうたっているクリニックは非常に多いですが、まぶたの手術は多くの医師が執刀できる簡単な手術なのでしょうか?
まぶたの修正手術では、一度手術した組織の瘢痕や癒着などを考慮しながら、現在のまぶたの状態と過去の手術内容を確認し、適切な修正方法を検討する必要があります。
曲がりなりにもまぶたの手術を専門にして約7年間、計3,000件と向き合ってきた私の考えは、「まぶたの手術は、入り口は広く奥は限りなく深い」です。まぶたの手術に習熟していない医師でも、見よう見まねでできる場合もあります。しかし、未熟な手術が未熟な結果を招き、結局別のクリニックで手術を受けなおす「他院修正(修正手術)・再手術」が少なくありません。
まぶたの開閉機能に障害(視野障害や閉瞼障害等)が生じている場合は保険適用となります。一方、見た目や二重幅の調整など審美面メインの修正や、前医で完全自費の手術を受けられた場合は自費診療でのご案内となります。1回目の手術が自費の場合、修正は必ず自費になります(保険適用は不可)。
| 条件 | |
|---|---|
| 保険適用 | ・保険で手術を行った後に、機能的な不具合が認められると判断した場合 |
| 自費 | ・保険で手術を行った後に、機能的な不具合はなく審美面のみの修正と判断した場合 ・1回目の手術が自費の場合(保険適用は不可) |
修正手術は非常に厄介です。なぜならば、修正手術の場合は以下の可能性があるため様々なことをケアする必要があるからです。詳しくは、「眼瞼下垂手術で失敗したと感じるケース」の記事でも解説しています。

当院院長はまぶたの手術を専門とし、他院で断られた修正手術にも対応しております。当院では、年間2,000件前後のまぶたの手術をすべて院長が執刀しておりますが、そのうち修正手術の件数は年間40件前後です。
セカンドオピニオンとは、医療や法律、ビジネスなどの分野で使われる言葉です。医療の世界では、診断や治療、手術内容に疑問や不安を感じた場合に、別の医師の診察を受けて意見や診断を求めることを指します。セカンドオピニオンを求めることで、より多角的な視点や選択肢を得ることができ、自身の判断の助けになります。
当院では、まぶたの手術に関して全ての修正手術に対応しております。修正手術は難易度が高く患者様の状態により手術方法も変わってきますので、まずはご相談ください。
例えば、他クリニックで眼瞼下垂手術を受けた患者様が再手術を希望される場合、ご相談内容は以下のどれかに当てはまることが多いです。





いわゆる「失敗」は、大きく3つに分けることができます。
明らかに医師の技術が未熟である場合、だれの目から見ても奇異に映る外見になることがあります。また、患者様の希望をきちんと吸い上げることができていない場合、結果に対して医師が満足していても患者様側が満足していないということにもなります。
術後48時間は手術部位を冷やす、術後3週間はアイメイクを控えるなどの注意点を守らない場合、二重のゆるみやまぶたの左右差が出ることがあります。また、患者様側が以下に当てはまる場合です。
上記など、そもそものゴール設定が正しくない場合もあります。
どんなに気をつけて手術を行っても微妙な左右差をなくすことはできません。それには以下の理由があるからです。
修正手術を受ける必要がない方がいいのは間違いありません。その見地から「失敗しない医院・医師選び」のポイントをお伝えします。
ファミリーレストランのお寿司より職人が握っているお寿司の方がおいしいのと同じです。手術数はある程度必要ですが、数が多ければ上手であるということはありません。ひとりひとりを丁寧に手術している医師の方が仕上がりは良いことも多いです。

肉眼でまぶたの手術をしている医師も多くいますが、この見え方の差を感じてください。
(肉眼は1倍、ルーペは4倍、顕微鏡は10倍)

以前の私もそうでしたが、いくつかのクリニックで手術を行うスタイルの医師もいます。このスタイルですと、手術件数が増えるというメリットもありますが、万全な術後のフォローアップが難しくなるというデメリットもあります。
再手術や追加手術など万全なアフターケアを希望される場合は、一つのクリニックで手術を行っている医師をお勧めいたします。
当院院長は「まぶた・眼球・なみだ(涙道)」専門とさせていただいていることもあり修正手術をさせていただくことも多く、年間40件前後、約1カ月に4人割の患者様の修正手術を行っています。
まぶたの手術を当院で施行する場合、保険での治療でも当然審美面において妥協せずに手術を行っています。しかし、修正手術を希望される場合、状況が変わります。まぶたの手術で保険が適用される場合というのは「機能を改善させる」場合であり「見た目を改善させる」場合ではありません。
そのため、修正手術の場合でも(倫理的に正しいか正しくないかは別にして)「機能面に問題がある」場合のみ保険が適用され、「審美面に問題がある」場合は自費での治療になります。また、他院で自費の治療を受けた場合、それを改善するのは自費になります(法律で決まっています)。
保険が適用されるか自費での治療になるかは、眼科での細隙灯顕微鏡を使用した診察や一眼レフカメラでの撮影をすることで初めて分かりますので、一度ご相談ください。
当院が対応している他院修正(修正手術)の一覧は以下となります。1回目の手術が自費の場合、修正は必ず自費になります(保険適用は不可)。こちらは一例となりますので、まずはご相談ください。保険適用か、自費かは診察時に判断させていただきます。
| 保険適用かどうか | 自費かどうか | |
|---|---|---|
| 眼瞼下垂 | ◯ | ◯ |
| 眉下切開・上まぶたのたるみ取り | ◯ | ◯ |
| 目の下のたるみ・クマ取り | ー(不可) | ◯ ※自費のみ |
| 二重切開 | ー(不可) | ◯ ※自費のみ |
| おでこリフト | ◯ | ◯ |
| レーザー治療 | ー(不可) | ◯ ※自費のみ |
| 逆さまつげ | ◯ | ◯ ※自費の可能性あり |
| ドライアイ | ◯ | ◯ ※レーザー治療の場合 |
これらのことを踏まえ、当院では術前カウンセリングを徹底した上で顕微鏡を使用した繊細な手術を行い、修正手術を行っております。
以下がよくある例ですが、これ以外にも「まつ毛の上がり具合」など様々なポイントがあります。患者様自身が気になっていても、医学的な見地から考えると決して悪くないまぶたの場合もあります。
1眼瞼下垂が治っていない(また下がってきた)
2まぶたのカーブがいびつである
3左右のまぶたの大きさが違う(左右のまぶたの上がり具合が違う)
4左右の二重の幅が違う、二重の固定が取れた
5まぶたが上がりすぎている(びっくりまなこになっている)
カウンセリング~術前検査、術前説明~手術の流れは他の手術と何ら変わりません。しかし、1回目の手術より2回目以降の手術の方が難しいのは間違いありませんので、起こり得ることについて術前説明時にしっかりとお話をさせていただきます。
何もお持ちでなくても手術はできますが、以下をお持ちいただけますと当院としても治療方針を相談しやすいです。
自費診療で、眼瞼下垂や二重整形、クマ取りなどに対応しています。詳しくはお問い合わせください。
| 片眼 | 両眼 | |
|---|---|---|
| 眼瞼下垂:他院術後の修正手術 | 330,000円 | 550,000円 |
| 眼瞼下垂:他院術後の修正手術(脂肪移植併用) | 550,000円 | 880,000円 |
| 重瞼術・切開法(二重整形):他院修正 | 264,000円 | 440,000円 |
| 皮膚切除手術(当院眼瞼下垂術後) | 90,000円 | 150,000円 |
| 脂肪移植術後の追加脂肪注入 | 52,800円 | 88,000円 |
| 脂肪再注入(当院での脂肪注入後) | 46,200円 | 77,000円 |
| 下睫毛内反 | 210,000円 | 350,000円 |
下記で他院修正の症例を4件解説しています。ぜひ、参考にしてみてください。
美容クリニックに行って二重にしたいと思った場合、医師やカウンセラーに薦められるのは必ずといっていいほど「埋没法」です。なぜでしょうか? それは、「埋没法が良い手術だから」ではありません。クリニック側が「埋没法はリスクが少ない」と考えているからです。
某有名チェーン美容クリニックは、医師の約85%が別の科からの転科です。つまり、「昨日まで精神科の医師をしていたので、手術は初めてです」という医師が手術をしています。
そんな医師が難しい手術をできると思いますか?
「100%無理です」
そんな彼らができる事、初心者でも失敗しづらい手術、それが「埋没法」です。逆に切開法は簡単ではありません。そして、その「切開法」がさらに難しくなったのが「眼瞼下垂の手術」です。(もっと突き詰めてしまうと、切開法も眼瞼下垂の手術もいい加減なやり方をしていれば簡単に終わりますが、いい加減な手術法では再発します)。
以上の理由により、初心者の医師ほど埋没法を勧めてきます。

また、一重の方はもともとまぶたを上げる筋肉が弱い「先天性の眼瞼下垂」である場合が多いことが分かっています。そのため、よくあるパターンが「本当は眼瞼下垂の手術を受けるべきなのに、質の悪い美容クリニックに行ってしまい埋没法の手術を受けた」というものです。この場合、もともと持続力が非常に弱い「埋没法」で作成した二重はすぐに浅くなり、よく分からないスジ(二重の線)がまぶたに残っている事が多いのが特徴です。
上記の手順が必要ですが、①の二重の線は眼瞼下垂の手術をきれいに行えば自然に消えます。この方は厚ぼったい瞼を治療するために脂肪を少量切除しています。

| 術式 |
挙筋前転術 + 脂肪切除 |
| 時間 | 約80分 |
| 金額 |
約50,000円(保険適用、3割負担時) |
| リスク・副作用 | 再手術、内出血、術後腫脹 |
この方は、術後数カ月で来院されました。ご本人の不満点としては、以下の内容でした。
そして、私から見ると、このケースでは以下の問題点がありました。
術後2週間以内に修正されていれば問題なかったと思いますが、きちんと修正されていないようです。
ある程度しっかりと幅をとった重瞼(二重)は、まぶたの皮膚のかぶさりを防ぐために機能的にも非常に重要です。手術時にしっかりとブジー(細長い針金)でシュミレーションされていないのが原因だと思います。
眼瞼下垂や重瞼(二重)術など、上まぶたの手術では必ず二重を作成します。それは、二重には以下のメリットがあるからです。


重瞼(二重)作成は以下の2つの方法があります。

この業界では、残念なことに、明らかに優れている「内縫い」ではなく(手術時間の面から)コストパフォーマンスが良い「外縫い」で重瞼作成を済ませる医師が大半です。「外縫い」の場合、この患者さんのようにきれいな重瞼(二重)がすぐ浅くなって取れることがあります。おそらくこの方も「外縫い」で重瞼(二重)作成されたのでしょう。
こちらに対し、以下の修正プランで手術をいたしました。

前医での術後の問題点は解消されました。「内縫い」は、技術の向上と共に時間短縮できますので当院では全例「内縫い」です。

| 術式 | 両挙筋前転術 |
| 手術時間 | 約70分 |
| 金額 |
約50,000円(保険適用、3割負担時) |
| リスク・副作用 | 再手術、術後腫脹、変形 |

この方は、前医で手術を受けましたが、2年後には再発してしまいました。前医で再手術を受けようかとも考えたようですが、前医は再手術に前向きではなかったようで、当院を勧められたようです。
他院で手術を受けたものの、1、2年後の短期間で再発している方がよくいらっしゃいます。また、このような方は大体重瞼(二重)も消失していることがほとんどです。眼瞼下垂が、そして重瞼(二重)が短期間で再発するのはブログでも書いたように、再発しやすい術式で、そして重瞼(二重)が取れやすい「外縫い」で重瞼を作成しているためです。
この方の術前のお顔立ちに合わせ、当院で修正プランを立てました。

この方の術前のお顔立ちの最大の特徴は「左側のまぶたが若干下がっており、左側の眉毛が上がっている」ということです。これは、 下がったまぶたを補うために、無意識におでこの力を使っているためです。このような方は、手術するとおでこの緊張が取れ眉毛が下がるのと同時にまぶたも下がり、実際は重度の眼瞼下垂だったりします。

左右のまぶたはシーソーのような原理になっています。つまり、片方のまぶたを手術で上げると、手を加えていないはずの反対側のまぶたが下がってしまうのです。これを「Herringの法則」といいます。

この方も、術前のシュミレーションで「Herringの法則」をしっかりと確認できました。そのため、あまり下がっていないように見える右側も、術後のバランスを考えて手術しています。

| 術式 | 挙筋短縮術(他院修正) |
| 手術時間 | 70分 |
| 金額 |
約50,000円(保険適用、3割負担時) |
|
リスク・副作用 |
再手術、内出血、術後腫脹 |

この方は、前医で眼瞼下垂の手術を受けましたが、結果が良好でないため当院を受診されました。この方も前医での再手術を検討していましたが、前医が再手術に前向きではなかったようです。「よくあるケース3」の場合もそうですが、自分で手術した後の再手術ができない医師は、残念なことに非常に多いのが現状です。
この方は、術後の腫れが落ち着いてもずっとこの状態でした。この方の問題点を挙げると、以下になります。
実は、この2つは互いに関係しています。

まぶたの手術では、ほとんどの場合皮膚を切開します。そして、切開した部分で二重を作成します。眼瞼下垂の手術の際には、挙筋腱膜やミュラー筋といったまぶたを上げる筋肉を短縮しますので、まぶたの開き具合(瞼裂高、けんれつこう、といいます)も変化します。
同じ位置で皮膚切開を行っても、まぶたがしっかりと上がると二重の幅は狭くなり、まぶたの挙上が良くないと二重の幅は広くなります。
当院では、二重幅を適正なものにするため、以下のようにプランを立てました。
まつげ側を切開した方が、二重幅はより狭くなります。そのため、前回手術で作成された皮膚切開部よりもまつげ側を切開し、二重幅を狭くしました。前回の切開線はそのままにしておくと三重瞼(シワ)の原因となりますので、前回と今回の切開線の間の皮膚は切除し、最終的な皮膚の縫い目は一つになるようにしています。
最近、術前に「手術時にミュラー筋に手を加えると体調不良が起きるみたいなので、ミュラー筋には手を加えないでください」といわれることがあります。確かにそのような論文はあります。しかし、全員に起きる事ではありません。私の経験値としても「ミュラー筋に手を加えた後体調不良になるのは非常にまれなこと」だと思います。

また、そもそも体調不良の原因は多岐にわたりますから、「ミュラー筋に手を加えたことが体調不良の直接的な原因である」と断定するのはほぼ不可能だと思います。そして、挙筋腱膜のみを短縮する「挙筋腱膜前転術」ではまぶたの上がりが不十分なことも多く、その際には、ミュラー筋まで手を加える「挙筋短縮術」が必要になってきます。
つまり、ネットで書かれている「手術時にミュラー筋に手を加えると体調不良が起きる」ことを心配してミュラー筋に手を加えずに手術を行うと、まぶたの上がりが不十分になってしまい、眼瞼下垂の治療が不十分になってしまう可能性が十分にあります。これは、本末転倒です。今回のケースもそうですが、当院では、必要な時には、挙筋腱膜前転だけでなくミュラー筋まで短縮する「挙筋短縮術」を行っています。

術後写真ですが、細かく言うと右のまぶた(向かって左)の内側は若干上がりが悪く、左のまぶた(向かって右)の目尻側の二重にシワが寄っています。手術は、回数を重ねるごとに中の状態が癒着していきますので、手術が難しくなり100%の結果が出ない場合があります。
これを修正しようとするとさらにリスクも伴っていきます。この方は結果に満足され、これ以上の修正は希望されませんでした。やはり、一番大事なのは、「信頼できる医師を早めに見つけ、1回目の手術からお願いする」ことに尽きると思います。

| 術式 | 挙筋短縮術(他院修正) |
| 手術時間 | 70分 |
| 金額 |
約50,000円(保険適用、3割負担時) |
|
リスク・副作用 |
再手術、内出血、術後腫脹 |
