アフターケア・保証制度
巷のホームページを見ると、「手術の傷あとは残りません」「腫れません」「左右差は出ません」など、(自分の技術力をアピールしたいからか)言い切ってしまう文言を見かけます。
私は年間約1600件のまぶたの手術と向き合っておりますが、顕微鏡を使用し、傷跡が残らないよう、腫れないよう、左右差が出ないよう、すべての患者様に対しベストを尽くしております。
しかし、患者様に「傷あとは残りません」「腫れません」「左右差は出ません」などを保証したことはありません。
それは、全く同じ手術を行っても、傷あとが残りやすい方と残りづらい方、腫れが強い方と少ない方、左右対称になる方と左右差が出る方がいるからです。
つまり、どれだけベストを尽くした手術を行っても、どうしても100%思い通りの結果にならないこともあります。
その際、大事なのは「再手術を行い、最終的な状態を完成度の高いものにすること」です。
そのため当院では、術後のアフターケアに対し、当院ならではの取り組みをしております。
「最終的な状態を完成度の高いものにする」ために、当院では以下の保証制度を行っております。
術後6カ月は、多少なりとも微妙な変化が出ます。
大事なのは「術直後の状態が腫れているかどうか」ではなく「術後6カ月での完成度」です。
術後6カ月での最終的な完成形を一緒にしっかりと確認しましょう。
術後に費用がかさまないよう、当院では、自費手術後での再診時の診察代は、当該手術と関連する内容に関しては無料とさせていただいております。
術後が不安で通常よりも密な診察を希望される場合は、安心してお申し出ください。
自費手術後は、初回手術後1年以内での再手術は、当該手術と関連する内容に関しては無料とさせていただいております。
術後1年以内、と記しているのは、以下の理由があります。
再手術にもそれなりのリスクはありますので、安易にお勧めすることはありません。
再診時にお互いの厳しい目でしっかりと状態を見極め、再手術が必要かどうか確認しましょう。
術後1週間、術後2週間、術後1カ月、術後3カ月、術後6カ月の計5回が基本になります。
しかし、患者様の状態や希望により、かなりの個人差があります。
術後にしっかりと相談させてください。
当院では、保険の手術でも見た目への配慮は一切手を抜かず手術を行っています。
しかし、術後に「二重幅が少し違う」など見栄え目的のみの再手術を保険で行うことは法律で禁じられております。
アフターケア制度は自費手術のみの対応となりますので、ご了承ください。
患者様の状態により、診察の頻度や再手術の内容が変わります。
お電話ですべてをお伝えすることはできませんので、診察時に直接ご質問ください。
