おでこのたるみ・しわの原因は眉とまぶた?眼瞼下垂/眉下切開/前額リフトの選び方|【専門サイト】かつむらアイプラストクリニック|さいたま市浦和区の眼科

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おでこのたるみ・しわの原因は眉とまぶた?眼瞼下垂/眉下切開/前額リフトの選び方

おでこのたるみ・しわの原因は眉とまぶた?眼瞼下垂/眉下切開/前額リフトの選び方|【専門サイト】かつむらアイプラストクリニック|さいたま市浦和区の眼科

おでこのたるみ・横ジワは皮膚だけが原因とは限りません。眉の位置とまぶたの下がり(眼瞼下垂)で治療は変わります。タイプ別に選び方を解説します。

「最近、おでこの横ジワが深くなった!」
「眉が下がってきて、目が重い!」
「おでこをマッサージしても、結局戻る!」

こういった悩みで検索されている方は多いと思います。

はじめにお伝えしておくと、当院は診察も手術も私がすべて担当しています。まぶたの手術は年間1800件前後(月150件前後)行っています。
その中で強く感じるのは、おでこのたるみ・しわは“皮膚”だけの問題ではないということです。

結論から言うと、額(おでこ)のしわ・たるみは、まぶた(特に眼瞼下垂)が関係しているケースが少なくありません。
そして、原因が「眉・まぶた」にあるのに“おでこだけ”をどうにかしようとすると、話がややこしくなります。

今回は、できるだけ分かりやすく整理して、最後に眼瞼下垂手術/眉下切開/生え際切開前額リフト(前額リフトの選び方をお伝えします。

まず結論:治療は3つに分かれます

あなたに合う治療は、基本的に以下の3つのどれかです。

  1. 眉毛が高い位置にあり、まぶた自体も下がっている
    + まぶたの皮膚が厚くない
    → 眼瞼下垂手術
  2. 眉毛が高い位置にあり、まぶた自体は下がっていない
    + まぶたの皮膚が厚い(腫れぼったい)
    → 眉下切開
  3. 眉毛が低い位置にある(眉毛下垂)
    → 前額リフト(おでこリフト)

その中でも当院では、再発(後戻り)を抑える観点から、症例により生え際切開の前額リフトを重視します。⁶

眼瞼下垂・眼瞼皮膚弛緩症・眉毛下垂

「え、おでこの悩みなのに“眼瞼下垂”が関係するの?」
そう思われた方は、次を読んでください。

おでこのしわが深くなる人に共通する“クセ”

おでこの横ジワは、前頭筋(おでこの筋肉)が動くことで刻まれます。
ただし、問題は“表情のクセ”だけではありません。

まぶたが下がって見えにくい

→ 眉を上げて見えやすくする(前頭筋の代償)

眼瞼下垂

眉が下がってきた(眉下垂)

→ 眉を持ち上げようとして額に力が入る

眉毛下垂
おでこにシワが寄る

つまり、額のしわは「結果」で、原因は「眉・まぶた」にあることがある、ということです。

おでこのたるみ・しわの主な原因5つ

おでこのたるみ・しわの主な原因
  1. 加齢・紫外線などによる皮膚の老化(光老化)
    長期の紫外線曝露は、しわ・弾力低下など“光老化”を起こし、皮膚のコラーゲン構造にも影響します。¹
    スキンケアの中では、紫外線対策が一番大切です。
  2. 前頭筋を使いすぎる(表情・癖)
    驚いた顔、目を見開くクセなどで前頭筋が頻回に働くと、横ジワが刻まれます。
  3. 眼瞼下垂による「前頭筋の代償」
    眼瞼下垂になると、視界を確保するために眉が上がりやすくなります。
    挙筋腱膜前転後に眉の位置が下がる(代償が解除される)ことが多いとする報告もあり、重症度と関連したとされています。²
    つまり額のしわが「代償」なら、根本は“まぶたの開き”にあります。
  4. 眉下垂(眉が低くなる)
    眉が低い方は、目が重く見えます。外側のかぶさりが強くなる方もいます。
    このタイプは、まぶた側だけでは限界が出やすく、前額リフトが理にかなう領域です。
  5. 乾燥・摩擦などで細かいしわが目立つ
    小ジワ(ちりめんジワ)は乾燥で増えます。ここはスキンケアの出番です。
    ただし、眉の位置や眼瞼下垂は構造の問題なので、セルフケアだけで根本解決するのは難しいのが現実です。
おでこのたるみ・しわの主な原因

おでこのマッサージは効くのか?
(結論:軽いケアは否定しないが、根本は治らない)

伸びたゴム紐はマッサージで戻せない?

ネットで検索すると、

「おでこをマッサージしましょう」
「頭皮をほぐせばリフトアップします」
「筋トレでたるみが治ります」

など、いろいろ出てきます。

しかし、これは本当に正しいのでしょうか。

ここで、私がいつも使う例えです。

伸びてしまった下着のゴム紐を、マッサージやトレーニングで短くできますか?

難しいですよね。

顔のローラーを使った研究では、短時間使用で皮膚血流が増え、長期介入で血管反応性の変化が示された報告があります。³
つまり、「むくみ」「循環」「肌コンディション」に一定の意味がある可能性はあります。

一方で、眉の位置や眼瞼下垂のような“土台”の問題を、マッサージ単独で長期に戻せる、という強い根拠ではありません。
むしろ、強くこする・引っ張るは悪化要因になり得ます(皮膚は引っ張れば伸びます)。

セルフケアで現実的に狙えること

  • 乾燥・摩擦対策(浅い小ジワの予防)
  • むくみやこわばりの軽減
  • しわを「増やし続ける要因」を減らす生活習慣(紫外線、睡眠、眼精疲労など)

セルフケアで難しいこと

  • 眉の位置を上げる
  • 眼瞼下垂を治す
  • 額の下垂そのものを戻す

ここは医療(とくに手術)が主戦場です。

注射・機器治療(ボトックス/ヒアルロン酸/HIFU等)はどこまで?

額のしわが「動きジワ(表情ジワ)」主体なら、ボツリヌストキシンは選択肢になります。
ヒアルロン酸はボリュームロスが主体の方に合うことがあります。機器治療は引き締めの補助です。

ただし、眼瞼下垂の代償が強い方にボツリヌストキシンを強く効かせると、「目が開けづらい」「眉が下がったように見える」などが起こり得ます。
結局ここでも大事なのは、眉・まぶたを含めて診ることです。

【セルフチェック】あなたはどのタイプ?(3分で分かる)

あなたはどのタイプ?

鏡の前で確認してください。

  1. 眉は高いですか?低いですか?
    ・高い:代償の可能性
    ・低い:眉下垂の可能性
  2. 眉を指で軽く押さえて(おでこを動かさずに)目を開けるとどうですか?
    ・目が開けづらい/黒目が隠れる → 眼瞼下垂が関与しやすい
  3. 上まぶたの皮膚は厚い(腫れぼったい)ですか?
    厚い/被さりが主体 → 眉下切開が合うことがある

※これは目安です。最終判断は診察で行います。

根本治療は「原因の場所」を直す:当院が重視する3つの手術

当院の方針はシンプルです。

短期的に楽そうな治療より、長期的に形が持つ治療を重視します。

1)眼瞼下垂手術(眉が高い+まぶた自体が下がっている)

眼瞼下垂手術

このタイプは、額のしわが「代償」のことが多いです。
つまり、額を止める前に、まぶたの開きを回復させるのが合理的です。
挙筋腱膜前転後に眉の位置が低下したことを報告した研究もあります。²

関連ページ(当院)

2)眉下切開(眉が高い+まぶた自体は下がっていない+皮膚が厚い)

眉毛下皮膚切除術(眉下切開)

美容クリニックで「とりあえず眉下切開」を勧められる方は多いです。
しかし私は、眉下切開が全員にとって良い手術とは考えていません。
理由はシンプルで、傷が目立つ場合があるからです。

そのため当院では、まず眼瞼下垂手術が適するかを考え、眼瞼下垂が向いていない方に、眉下切開を提案します。

アジア人における眉下切開(subbrow blepharoplasty)の有用性を示す報告があります。⁴
また、より広い切除設計(extended infrabrow excision blepharoplasty)を多数例で報告した論文もあります。⁵

関連ページ(当院)

3) 前額リフト(眉が低い=眉下垂)

おでこリフト術前・術後

眉が低い方は、問題の中心は「額の下垂=眉の土台」です。
この場合、まぶた側だけを触っても限界が出ます。ですから、前額リフトを検討します。

内視鏡と生え際切開(pretrichial open)の長期比較では、どちらも眉を有意に挙上し評価されています。⁶
また、内視鏡と冠状/生え際アプローチは、少なくとも1年では挙上が同等とする報告もあります。⁷

当院の考え方として、再発(後戻り)を抑える観点から、生え際を切開する前額リフトを重視します。

関連ページ(当院)

当院の結論:あなたに合う治療の選び方(もう一度)

治療法の選び方フローチャート
  • 眉毛が高い位置にあり、まぶた自体も下がっている、皮膚が厚くないなら
    → 眼瞼下垂手術
  • 眉毛が高い位置にあり、まぶた自体は下がっていない、皮膚が厚いなら
    → 眉下切開
  • 眉毛が低い位置にあるなら
    → 前額リフト(おでこリフト)
    (必要なら生え際切開を重視)

最後に(患者さんにお願いしたいこと)

ネットには、正しい情報もあれば、正しいとは言い切れない情報もあります。
私としては、まず診察で状態を正確に評価した上で、あなたにとって一番良い方法を提案し、一緒に決めていきたいと思っています。

ですので、診察の際は、いったんフラットに私の話も聞いていただけますと幸いです。

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