埋没法で起こり得るトラブル ~医師が解説するリスクと対策~|【専門サイト】かつむらアイプラストクリニック|さいたま市浦和区の眼科

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埋没法で起こり得るトラブル ~医師が解説するリスクと対策~

埋没法で起こり得るトラブル ~医師が解説するリスクと対策~|【専門サイト】かつむらアイプラストクリニック|さいたま市浦和区の眼科

埋没法は、二重まぶたを手軽に作れる手術法として広く知られています。メスを使わず、術後のダウンタイムが短いことが魅力ですが、その一方で、トラブルやリスクが伴うことも事実です。術後に腫れが出ることや、二重ラインが消失してしまうケース、さらには眼球への影響が出る可能性もあります。ここでは、埋没法でよく見られるトラブルと、それらを防ぐためのアドバイスを医師の視点から解説します。

埋没法の特徴と注意すべきポイント

埋没法は、二重まぶたを作る手術の中でも比較的負担が少なく、短時間で行えることから、多くの方に選ばれています。切開を伴わないため、術後の回復も早いとされることが特徴です。このため、初めて二重手術を希望される方や、ダウンタイムが取れない方には魅力的な選択肢と考えられるかもしれません。

しかし、埋没法は手軽さの一方で、特有のリスクやトラブルがあることも理解しておく必要があります。以下に、埋没法でよく見られるトラブルを医師の視点から詳しく解説し、それらを防ぐための対策について述べていきます。

医師が解説する、埋没法で生じやすいトラブル

術後の腫れ:予想外に強く出ることもある

埋没法は「腫れにくい」とされることが多いですが、実際には術後に腫れが発生するケースが少なくありません。これは、手術中にまぶた内の血管を傷つける可能性があるためです。埋没法では糸を通す際に、血管を避けることが難しく、特にまぶたが厚い方や血管が目立つ方では、内出血が原因で腫れが強くなることがあります。術後の腫れは個人差がありますが、術後に十分な休養が取れない方には注意が必要です。

二重ラインの消失:長期的に維持できない場合がある

埋没法の最大の問題点の一つが、時間の経過とともに二重ラインが消失してしまう可能性があることです。特に、まぶたが厚い方や目をよくこする方では、固定していた糸が緩んだり、取れてしまうことがあり、その結果二重が消えることがあります。埋没法は切開法に比べて固定範囲が狭いため、長期的な安定性には限界があります。

抜糸で元に戻る? 戻らないケースも多い現実

「埋没法は、糸を抜けば元に戻せる」という誤解が広まっていますが、これは必ずしも正確ではありません。埋没法で作られた二重は、糸による固定に加え、術後に形成される瘢痕(はんこん)が影響しているため、抜糸を行っても完全に元の状態に戻らないことがあります。特に、糸を留めていた部分に瘢痕が残ると、希望通りに二重が消えないことも少なくありません。

眼球への影響:埋没糸によるリスク

埋没法の手術では、まぶたの裏側に糸を通すため、稀ではありますが糸が眼球に影響を及ぼすことがあります。長期間放置された埋没糸が、まぶたの裏で眼球表面に刺激を与え、角膜に傷をつける可能性があります。このような場合には、早期に糸を取り除くことが必要です。こうしたリスクは少ないとはいえ、考慮しておくべき重要な点です。

トラブルを防ぐための医師からのアドバイス

埋没法におけるトラブルを防ぐためには、術前の十分なカウンセリングが欠かせません。まぶたの厚みや皮膚の状態、ライフスタイルに合わせた適切な手術方法の選択が重要です。また、術後のケアや経過観察も、手術結果を最大限に引き出すために非常に重要です。腫れが強く出る場合や、二重ラインが消えかけている場合など、何か気になる点があれば早めに医師に相談することをお勧めします。

埋没法を検討する方への医師からのメッセージ

埋没法は手軽で回復が早いというメリットがある反面、持続性に欠ける場合やトラブルが発生するリスクがあることも事実です。手術方法を選ぶ際は、その手軽さだけで判断するのではなく、長期的な結果やリスクを十分に理解した上で慎重に決断することが重要です。信頼できる医師と十分に話し合い、最適な治療法を選んでください。

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