当院が目尻切開を行わない理由…傷あとが汚くなるリスクとは?|【専門サイト】かつむらアイプラストクリニック|さいたま市浦和区の眼科

  • 代表048-711-6090
  • 夜間窓口050-5445-0980
  • WEB予約
  • オンライン診療
ヘッダー画像

当院が目尻切開を行わない理由…傷あとが汚くなるリスクとは?

当院が目尻切開を行わない理由…傷あとが汚くなるリスクとは?|【専門サイト】かつむらアイプラストクリニック|さいたま市浦和区の眼科

二重整形や目元の施術にはさまざまな種類があります。その中でも「目尻切開」は、ぱっちりとした横幅のある目元を目指すための方法として知られており、一部の美容クリニックでは積極的に行われることもあります。しかし当院では、目尻切開のリスクが高いと判断し、この施術は絶対に行っておりません。

最も大きな理由は、目尻切開による傷あとが汚く(目立つように)残ってしまう可能性が高いことです。目尻の皮膚は薄く、さらに笑ったり瞬きをしたりするたびに動く場所であるため、切開して縫合した傷がきれいに落ち着かないケースが少なくありません。また、目元という非常に目立つパーツに、最終的に傷あとが強調される形で残ってしまうのは、患者様の「美しくなりたい」というご希望に反するリスクが高いと当院は考えます。

もちろん、症状や希望によっては目尻切開がメリットをもたらすケースもあります。しかし、十分に傷のリスクや仕上がりを把握していただくことが大切です。当院では、ほかにも目元の幅やラインを美しく整える方法を幅広くご提案できるよう体制を整えていますので、長期的な目元の美しさと安全性を考慮し、目尻切開は推奨しておりません。

目尻切開のメリットとデメリット

目尻切開について、「目を横に大きく見せることができる」「たれ目や優しい印象の目元にできる」というイメージをお持ちの方は多いでしょう。実際、骨格や皮膚の状態によっては、目尻切開を行うと横幅が出て、理想的な印象に近づく方もいらっしゃる場合もあるかもしれません。こうしたメリットは以下のようにまとめることができます。

  • 目を横方向に大きく見せられる
    → 二重術だけでは改善が難しい横幅を広げられる可能性がある。
  • 印象をやわらかくできる
    → たれ目っぽいイメージを希望する方にとって、プラスに働く場合もある。

一方で、このメリット以上に注意すべきリスクやデメリットも存在します。

  • 傷あとが目立ちやすい
    目尻は皮膚が薄く、顔の動きに影響されやすいため、切開ラインが線状瘢痕(せんじょうはんこん)として残りやすいです。また、上まぶたや二重ラインと違い、メイクでうまく隠すのが難しいこともデメリットと言えます。
  • 変色(色素沈着)しやすい
    目尻近くの皮膚は薄いため、炎症や摩擦などをきっかけに色素沈着が起こりやすい部位でもあります。切開の刺激で色味が変わると、元の肌色に戻るまでに時間がかかったり、完全には戻らなかったりするリスクがあります。
  • 仕上がりが想像と違う場合がある
    目尻を切開しても思ったほど横幅が広がらなかった、あるいは希望していた印象と異なる仕上がりになったと感じる方もいます。一度切開してしまうと、もとに戻すのは難しい点も大きなデメリットです。
  • トラブルが起きやすい(炎症・感染など)
    傷口が開きやすかったり、感染症リスクがあったりするのは、外科手術である以上は避けて通れません。目尻付近に炎症が起こると、強い違和感や引きつれなどにつながることもあります。

傷が残りやすい・変色しやすい部位であること

目尻切開は、まぶたや二重のライン上の切開と比べても傷あとが残りやすいのが特徴です。一般的に、上まぶたの二重切開術では、二重のしわの中に傷が隠れるため、きれいに仕上がるケースが多く見られます。しかし目尻付近は、自然なしわや溝が少ない場所であるため、切開ラインが周囲から浮きやすく、傷あとがよりくっきりと強調されてしまいます。

加えて、前述のとおり目尻周辺は皮膚が非常に薄くデリケートです。ちょっとした摩擦でも色素沈着を起こしやすい部位ですから、切開による刺激や炎症から変色しやすい点が問題になります。特に若い女性の方で皮膚が薄い方ほど、術後の経過に時間を要したり、色の戻りにくさを実感したりするリスクが高まります。

こうした問題を十分理解せずに手術を受けると、理想と現実のギャップが大きくなり、「こんなはずじゃなかった…」と後悔するケースもあります。キレイにしたいがための施術で、大きな傷あとが残ってしまうのはとてもつらいことです。そのため、当院では安全性と満足度を考慮して、切開法の重瞼(二重)術や眼瞼下垂手術、そして目頭切開などの施術方法を優先的に検討しております。

トラブル事例や修正手術の難しさ

実際に目尻切開のトラブルとして多いのが、「傷あとが想像以上に目立つ」「色素沈着が進んでしまった」というケースです。また、切開した形が気に入らず、修正手術を希望される方もいらっしゃいます。

しかし、修正手術は初回手術よりもさらに難易度が高いという点が問題です。すでに切開されている部位は、組織の癒着が進んでいる可能性があり、二度目以降の手術ではより繊細に糸をかけたり、皮膚や筋肉の状態を把握して慎重に行う必要があります。切開部分を再度切除することで、さらに傷あとが広がってしまうリスクも否定できません。

一度ついた傷あとや色素沈着を、完全に元通りに近づけるのは非常に困難で、長い時間をかけた経過観察や複数回にわたる治療を要するケースも珍しくありません。こうしたリスクを避けるためにも、安易に「目尻切開で目を大きくしたい!」と考えるのではなく、切開法の重瞼(二重)術や眼瞼下垂手術、そして目頭切開などの施術やアイメイクの工夫なども含めて慎重に検討していただければと思います。

若い女性へのメッセージ

10代から20代の女性の中には、SNSや芸能人の写真などを参考に、「もっと大きく印象的な目になりたい」と思われる方も多いでしょう。確かに、目元の印象は顔全体のイメージを左右するため、憧れが強い部分ですよね。しかし、手術によるデザインチェンジは決して一時的な流行ではなく、ご自身の体にとって大きな変化をもたらすものです。

目尻切開は「簡単に目が大きくなる」というイメージが先行しがちですが、実際には傷あとリスクが高く、修正も難しいため、当院では原則として推奨していません。もし目元を大きく印象的にしたい場合は、まずは専門医にご相談いただき、まぶたの厚みや骨格、皮膚の状態を見極めながら、より適切な施術(例:二重切開術、全切開法、眼瞼下垂手術、目頭切開など)や、メイクアップの方法を探していただくことが大切です。

当院・かつむらアイプラストクリニックでは、患者さまお一人おひとりの目元やご希望を丁寧に伺い、長期的に見ても安心で納得のいく施術を大切にしています。傷あとがきれいに仕上がるよう配慮した上で、患者様それぞれの個々の美しさを引き出す方法をご提案していますので、カウンセリングの際にはぜひ遠慮なくご質問・ご相談ください。

まとめ

  • 当院が目尻切開を行わない理由
    → 傷あとが汚く残るリスクが高いため、安全性と美しさを両立しにくいことを重視している。
  • 目尻切開のメリット
    → 目の横幅を広げられる、柔らかい印象に近づく可能性がある。
  • デメリットやリスク
    → 傷あとや色素沈着が目立つ、修正が難しい、炎症リスクなどが挙げられる。
  • 若い女性へのアドバイス
    → 美容整形は今後の人生に大きな影響を及ぼす可能性があるため、安易なイメージだけで決めず、専門家としっかり相談することが大切。

かつむらアイプラストクリニックでは、患者さま一人ひとりの「理想の目元」に寄り添いながら、心身の安全を第一に考えて施術を行っています。もし目尻切開にご興味があっても、ほかの選択肢を検討すれば、満足度の高い結果を得られるかもしれません。気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

Page Top