二重切開(まぶたの二重整形)治療|まぶたの専門医による審美手術

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二重切開

二重切開(まぶたの二重整形)治療|まぶたの専門医による審美手術

診察風景
  • 公開日:2024.8.16
  • 更新日:2024.10.22

当院では、二重切開(まぶたの二重整形)手術において安全性と持続性を最重視し、埋没法ではなく切開法を採用しております。埋没法は手軽に見えますが、腫れやすく、長持ちしないうえに、眼球を傷つけるリスクもあります。切開法は確実に二重を形成し、長期的な美しさと機能を提供します。当院では、患者様一人ひとりに最適な治療を提供し、安心して手術を受けていただける環境を整えております。ぜひ一度ご相談ください。

当記事は院長 勝村宇博の監修のもと執筆されています。

まぶたについて

まぶたとは

人間は情報の約8割を視覚から受け取っており、かなりの部分を視覚に頼っています。
そして、まぶたは視覚をつかさどる「眼球」を守っており、非常に大事な役割を担っています。

まぶたの役割

まぶたには、まぶたを開ける動き(開瞼、かいけん)とまぶたを閉じる動き(閉瞼、へいけん)があり、1日約2万回もまばたきを行っています。

  • まぶたを開ける(開瞼)
  • まぶたを閉じる(閉瞼)

まぶたは眼球を物理的に守っているだけではなく、1日約2万回もまばたきを行うことで眼球表面に涙液を塗り付ける「ワイパー」の役割も担っています。

  • 閉瞼時:涙腺で作られた涙がまぶたの縁にたまる
  • 開瞼時:涙は眼球表面に薄く塗られる
  • 横から見ると:まぶたの縁の涙を眼表面全体に塗りつける

涙液の安定性は視機能にとって重要!

涙が薄く眼球表面に塗りつけられることで、眼球は視界をクリアに保つことができます。

まぶたの解剖

まぶたの構造物は、大きく分けると以下の6つになります。

上まぶたの解剖

  1. 皮膚
  2. まぶたを閉じる際に使用する、バウムクーヘン状の筋肉「眼輪筋(がんりんきん)」
  3. まぶたのふちにある、硬い板のような構造物である「瞼板(けんばん)」
  4. まぶたを開ける際に使用する筋肉「挙筋腱膜+ミュラー筋」
  5. 挙筋腱膜とつながり、眼窩脂肪が前に出てこないよう抑える役割をしている「眼窩隔膜(がんかかくまく)」
  6. 眼窩隔膜と挙筋腱膜の間に収まる「眼窩脂肪(がんかしぼう)」

挙筋腱膜とミュラー筋は瞼板にくっついており、まぶたを開ける際にはこれらの筋肉が瞼板を上に引き上げることでまぶたが持ち上げられています。

また、これらの構造物は、部位により以下の2つに分けられます。

上まぶたの解剖

  • a.前の方にある「前葉」:①皮膚+②眼輪筋
  • b.後ろの方にある「後葉」:③瞼板+④筋肉(挙筋腱膜+ミュラー筋)⑤眼窩隔膜⑥眼窩脂肪

二重と一重の違い

上まぶたの解剖

二重と一重の解剖は何が違うのでしょうか?
二重まぶたにあって一重まぶたに無いもの、それは「穿通枝、せんつうし」です。
二重の方は「挙筋腱膜」が瞼板の近くで枝分かれして皮膚まで伸びる細い「筋肉の枝」を出しています。

この「筋肉の枝」を「穿通枝(せんつうし)」といいます。

「穿通枝」は、先ほどご説明した「前葉」「と後葉」を一体化させ動きを連動させる役割があるため、まぶたを開ける時には「後葉」である挙筋腱膜とミュラー筋が縮んで瞼板が上に引き上げられると同時に、「穿通枝」により「後葉」と一体化した「前葉」の皮膚と眼輪筋も引き上げられます。

二重の解剖:開瞼時

その際、穿通枝により引っ張られた穿通枝付着部の皮膚は後葉側に引き込まれ、皮膚の折れ返りとなります。
これが「二重」です。

皮膚は上に引き上げられるため視界の邪魔をしませんし、穿通枝により皮膚が引き込まれる際にまつげは後葉側に引っ張られて前を向くため、まつげが視界を邪魔しないようになっています。

一重の解剖

一方、一重の方は、この「穿通枝」がありません。

穿通枝がないため「前葉」と「後葉」が連動せず、まぶたを開ける時に「後葉」である挙筋腱膜とミュラー筋が縮んで瞼板が引き上げられても「前葉」の皮膚と眼輪筋は引き上げられません。

一重の解剖:開瞼時

「機能的には二重の方が良い」と世間的に言われるのは、これらのような理由からです。
つまり、上記もふまえると、二重まぶたは以下の特徴を有しています。

機能面 審美面
  • まつげが前を向き、視界の邪魔をしない
  • 皮膚がまつげにかぶさらず、視界の邪魔をしない、まぶたの重みを感じづらい。
  • 黒目(角膜)が露出し目が大きく見える。
  • まつげが前を向いており、華やかな目もとに見える。

一方、一重まぶたは以下の特徴を有しています。

機能面 審美面
  • まつげが下を向き、視界の邪魔をする。
  • 皮膚がまつげにかぶさり、視界の邪魔になる。まぶたの重みを感じやすい。
  • 黒目(角膜)が露出せず、目が小さく見える。暗い印象を与えることがある。
  • アイラインがひきづらく、化粧映えがしづらい。

こんな方におすすめ

以下のような方は、二重手術を検討いただいても良いと思います。

機能面 審美面
  • まつげが下を向き、視界の邪魔をしている。
  • 皮膚がまつげにかぶさり、視界を邪魔したりまぶたの重みを感じやすくなっている。
  • 目を大きく、明るい印象にしたい。
  • アイラインがひきやすい、化粧映えする目もとになりたい。
  • もともと二重だけど、二重幅や形をより自分の理想に近づけたい。

施術内容

一重の方を二重にするには、この「穿通枝」を作成する必要があります。
この「穿通枝」を作成する手術が、いわゆる「二重整形(二重切開)」手術です。

筋肉を作り出すことはできないため、糸で「前葉」と「後葉」を縫い合わせて「穿通枝」を作成して「前葉」と「後葉」を一体化させます。

術式ですが、皮膚を切開しない「埋没法」と皮膚を切開する「切開法」の2つに分けることができ、糸をかける位置によりさらに細かく分類されます。

埋没法

埋没法 糸のゆくえ 開瞼時

埋没法は、皮膚を大きく切開せずにまぶたの中に糸を入れることで前葉と後葉を一体化させて二重を作成する術式です。

一旦外に出た糸も最終的には皮膚の中に埋め込まれ外からは見えません。

埋没法 ◯点留めとは?

そして、入れる糸の本数により、それぞれ「2点留め」「3点留め」「4点留め」と呼ばれます。
「当院オリジナルの○○埋没法」とうたっているクリニックは少なくありませんが、基本は上記のやり方をわずかに変えたものです。

糸を入れる本数が多いと、持続力が増えますが術後の腫れも増えます(一本の糸で4点留めを行う術式もありますが、持続力や術後の腫れが変わることはありません)。

埋没法 挙筋法と瞼板法

また、糸を通す位置により「瞼板法」と「挙筋法」に分けることができます。
「瞼板法」は瞼板に、「挙筋法」は挙筋腱膜やミュラー筋に糸を通します。
これらの特徴ですが、以下になります。

挙筋法 挙筋腱膜やミュラー筋の動きが悪くなり眼瞼下垂になるリスクはあるが、眼球を傷つけにくい。
瞼板法 眼瞼下垂になるリスクは高くないが、眼球を傷つけるリスクは高くなる。

埋没法 挙筋法と瞼板法

これらの組み合わせによりいくつかの方法はありますが、以下の理由等により、私は埋没法を絶対に行いません。

  • とれやすい
  • 眼球を傷つけることがある
  • 余計なクセが残る

詳細は、院長ブログ「当院が埋没法での二重整形を絶対に行わない4つの理由」をご覧ください。

切開法

二重作成のバリエーション

文字通り皮膚を切開し前葉と後葉をつなげる穿通枝を糸で作成して二重をつくります。
糸をかける場所ですが、「前葉」と「後葉」でそれぞれ選択肢があります。

  • 前葉:a. 皮膚 b. 真皮
  • 後葉:α.挙筋腱膜 β.瞼板 γ.眼窩隔膜

これらの組み合わせ、つまりざっくりいうと約6通りの作成方法があります。

前葉、後葉それぞれに糸をかける場所による分類とそれぞれのメリットとデメリットを以下に記していきます。

前葉への糸をかける場所による分類

a.皮膚(外縫い)

外縫い(アンカー縫合)

皮膚を縫う際に後葉の一部を一緒に縫い、二重を作成する術式です。
通称「外縫い」といいます。

外縫いの特徴は、以下になります。

メリット デメリット
  • 手術時間が短い
  • くい込みが弱め
  • 二重がとれやすい
  • まつげの向きをコントロールできない
b.真皮(内縫い)

内縫い(Hotz変法)

前葉である真皮と後葉の縫合とは別に皮膚を縫合します。
通称「内縫い」といいますが、正式な術式名はHotz変法(ホッツへんぽう)です。

内縫いの特徴は、以下になります。

メリット デメリット
  • 二重が取れづらい
  • 挙筋腱膜に糸をかける際に糸をかける位置を調節してまつげの向きや二重のくい込みの強さを(ある程度は)調節できる。
  • くい込みが強くなりやすい
  • 丁寧な手術が必要で、手術時間が長い

後葉への糸をかける場所による分類

α:挙筋腱膜

切開法 α:挙筋腱膜と縫合

天然の二重も、挙筋腱膜から伸びた「穿通枝(筋肉の枝)」が皮膚に付いているため、解剖学的には最も自然に近い方法です。二重を作成する前に挙筋腱膜を瞼板と縫合して固定するため、いわゆる「眼瞼下垂手術(挙筋腱膜前転術)」と全く同じ術式になります。

メリット デメリット
  • まぶたの開きを良くすることができるため、目力をつけることができる。
  • 眼瞼下垂の治療も可能
  • 挙筋腱膜やミュラー筋を瞼板と縫い合わせて固定する必要があるため、時間がかかる。
  • 挙筋腱膜やミュラー筋などまぶたを上げる筋肉を調整するために、まぶたの開きに左右差が出ることもある。
  • 筋肉を操作するため、術後の腫れが強めに出る。
β:瞼板

切開法 β:瞼板と縫合

挙筋腱膜やミュラー筋とくっついているまぶたの縁の硬い板「瞼板」と縫合します。

メリット デメリット
  • 二重が取れづらい
  • くい込みが弱め(埋没法よりはくい込みが強めになります)
  • 眼瞼下垂の治療は不可能
γ:眼窩隔膜

切開法 γ:眼窩隔膜と縫合

眼窩隔膜とは、挙筋腱膜が瞼板近くで折れ返り膜状になった構造物のことを指します。

メリット デメリット
  • くい込みが弱め
  • 二重が取れやすい
  • 眼瞼下垂は治療不可

以上の内容を表にすると、以下のようになります。

切開法 縫う場所による特徴

私が二重切開(二重整形)で用いている術式とは

糸をかける場所によりそれぞれ特徴がありますが、どのやり方が良いのでしょうか?
私が最も大事にしているポイントは、「二重が取れづらいかどうか」です。
天然の二重は、穿通枝が挙筋腱膜の枝、つまり筋肉であり伸び縮みするためにまぶたを開けた時だけ適度に皮膚(前葉)が引き込まれます。

天然の二重 二重の引き込み

一方、手術で作成した二重ですが、手術した部分は術後に瘢痕となり硬くなるため、手術で作成した穿通枝(前葉と後葉のつながり)は伸び縮みしません。
そのため、手術で作成する二重は、引き込まれる力が強い、つまり、長持ちする二重ほどくい込みが強くなります。

手術で作成した二重 二重のくい込み

この、いわゆる「くい込み」に対し、非常にマイナスな印象を持っている方が少なくありません。
しかし、先程の「くい込み」ができる原理から考えると、くい込みを弱くしたい場合は、二重の固定力を弱くする、つまり取れやすい二重をわざと作る必要があります。

手術でくい込みの弱い二重を作るには

いくら手術直後は良い二重が作れても、長期的にみると、取れやすい二重は全く患者様のためになりません。
その中でも、
以上より、当院で行っている二重の術式は、以下の2つです。

切開法 糸をかける場所ごとの特徴

  • しっかり長持ちする二重にしたい方やまぶたの開きを改善させたい方
    → b-α:真皮と挙筋腱膜に糸をかける術式(=眼瞼下垂手術)
  • くい込みを少しでも弱くしたい方
    → b-β. 真皮と瞼板に糸をかける術式

「どうしてもくい込みを弱くしたい」という希望の方には、取れる可能性を十分にお伝えした上で、くい込みが弱くなる「a-α. 皮膚―挙筋腱膜」「b-ɤ. 真皮―眼窩隔膜」の方法で二重を作成しています。

施術概要

a.埋没法

お勧めできないため、評価の対象外です

施術時間
ダウンタイム
腫れ
(★~★★★)
傷跡
通院回数
抜糸
持続性
(★~★★★)
洗顔
メイク
シャワー
入浴
備考
副作用(リスク)

b.切開法

  • しっかり長持ちする二重にしたい方やまぶたの開きを改善させたい方
    → b-α:真皮と挙筋腱膜に糸をかける術式(=眼瞼下垂手術)
施術時間 50~80分
ダウンタイム 1~数カ月
腫れ
(★~★★★)
★~★★★
傷跡 まぶた表面(長さは皮膚の切除範囲によります)
通院回数 6~7回程度(初診時も含む。状況により変動あり)
抜糸 術後6~12日
持続性
(★~★★★)
★★★
洗顔 術翌日から
メイク ベースメイクは術後1週間以降、アイメイクは術後3週間以降
シャワー 術翌日から
入浴 術後3日目以降
備考
副作用(リスク) 腫れ、内出血、再発など
  • くい込みを少しでも弱くしたい方
    → b-β. 真皮と瞼板に糸をかける術式

またはその他眼瞼下垂手術以外の術式

施術時間 40~60分
ダウンタイム 1~数週間
腫れ
(★~★★★)
★★
傷跡 まぶた表面(長さは皮膚の切除範囲によります)
通院回数 5~7回程度(初診時も含む。状況により変動あり)
抜糸 術後6~12日
持続性
(★~★★★)
★★~★★★
洗顔 術翌日から
メイク ベースメイクは術後1週間以降、アイメイクは術後3週間以降
シャワー 術翌日から
入浴 術後3日目以降
備考
副作用(リスク) 腫れ、内出血、再発など

症例一覧

二重切開に関する症例は症例紹介ページをご覧ください。

治療の流れ

1

電話予約

電話をかける

オーダーメイドの治療をするには、患者様の状態を事前に把握することは非常に大事なことであるため、当院は、初診の予約は電話のみの受付としております。

診療時間内にお電話ください。

2

初診当日

ご用意いただくもの

全身状態を把握するため、お持ちの方は必ずお薬手帳をご持参ください。
全身状態を把握するため、お持ちの方は必ずお薬手帳をご持参ください。
二重の幅や形(平行型、末広型など)、なりたい形をイメージしておいてください。

  • 二重のバリエーション:形
  • 二重のバリエーション:二重幅
  • 二重のバリエーション

理想の顔の写真をお持ちいただくのも一つですが、お顔立ちは非常に大きな個人差がありますので、あくまで参考程度と考えておいてください。

3

初診当日の流れ:受付

受付

来院されましたら、受付で手続きを済ませた後は問診票にご記入いただきます。
記入いただきましたら、(持参された場合は)お薬手帳などお持ちの書類を提出ください。その後は、お待ちいただき検査、診察となります。

当院の待ち時間について

当院は時間予約制とさせていただいておりますが、時間通りにお呼びできず、場合によっては1~2時間ほどお待たせしてしまうことがあります。
当院では、診療のクオリティを保つため、私が全ての診察、手術、(電話対応も含めた)アフターフォローを担当する「完全診療担当制」をとっております。
なお、保険診療と自費診療の時間の区分けを行っておりません。

そのため、他の患者様の診察時間が予定よりもずれ込むなどの事情により、診察や手術などが遅れてしまうケースが生じることもあります。
全て私が対応することで手術のクオリティや電話対応も含めたアフターフォローの安心感を優先しているためでもありますので、皆さまご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

4

初診当日の流れ:検査

検査

当院では、初診時に必ず以下の検査を行っております。

  • 屈折検査
  • 視力検査
  • 眼圧検査
  • 眼底検査
  • 網膜断層検査
  • ドライアイ検査

まぶたは眼球と接しているため、まぶたの手術は(一時的なものが多いものの)眼球への影響が出やすい手術です。
術前の眼球の状態をしっかりとチェックし、異常がないか確認します。
場合によっては視野検査などもおこなうこともあります。

5

初診当日の流れ:診察

カウンセリング

診察室では、まず詳細に「お悩みの内容やどのようになりたいか、など」お話を伺います。
当院では他院の術後修正が少なくありませんが、手術方法や術後の経過に影響が出る場合もありますので、以前に他院で手術を受けている方は必ずお申し出ください。

撮影

また、一眼レフカメラでの撮影を行い、細かな数値を計測します。

検査

そして、細隙灯顕微鏡検査を行い、表面も含めた状態を把握します。

検査結果+シミュレーション

これら詳細な診察や検査の結果も含めて私からみた患者様のまぶたの状態をお伝えし、ブジーでのシュミレーションも行った上で治療方法をご提案します。

6

初診当日の流れ:日程予約・採血検査

日程予約

手術を希望される方は、日程を予約いただき当日採血検査を行います(採血検査は、数千円の実費分を別途いただきます。患者様により金額は若干異なります)。

7

直前診察

診察

術前には、もう一度診察にお越しいただきます。
その際には、採血検査結果のお伝えと同時に、もう一度手術に関する説明、シミュレーションを行います。
初診時に説明を受けて術式を決めていても、術前までに色々悩まれる患者様も少なくありません。
もう一度術式を一緒に考える事で、より満足度の高い手術になると考えております。
なお、当院は、全国のみならず海外在住の方も来院されます。遠方の方で直前診察をご希望されない場合は、私にご相談ください。
また同日に、手術前後での生活上の注意点などもお伝えします。

8

手術当日:手術前

受付

次は、いよいよ手術当日となります。
事前にお伝えした時間に、当ビル5階にお越しください。
5階は、診察室とは別の、手術および施術スペースとなっています。

リカバリースペース

受付が終わりましたら、ウェイティングおよびリカバリースペースにご案内します。
リカバリースペースでは、スタッフが血圧測定などの体調確認を行います。
当日体調が思わしくない方は、スタッフにお申し出ください。

血圧測定

体調確認が終わりましたら、ガウンを羽織っていただき手術準備に入ります。
時間になりましたら、麻酔のクリームをまぶたに塗布し、手術に備えていただきます。

9

手術当日:手術

手術室

頃良いタイミングで手術室に案内いたします。

※見出しをクリックすると詳細をご覧いただけます

・デザイン

デザイン

手術室では、まずは消毒した後に座った状態でデザインします。
二重の形は、重力のかかり方により全く異なります。
つまり、あお向けの状態でデザインしても良い結果にはつながりません。
このような「当たり前だけど細かな作業」を地道に行って初めて「理想のまぶた」に近づくことができます。
まぶたの内側、真ん中、外側など、測定ポイントは無限にあります。

・麻酔

麻酔

デザインした後はあお向けになり、笑気麻酔を吸入していただきます(苦手な方は事前にお申し出ください)。
笑気麻酔には、リラックス効果や痛みを和らげる効果があります。また、血圧など体への影響がほとんどないため、安心して使用できるのも良いところです。
笑気麻酔を吸入していただいている間に、注射の麻酔を行います。
痛みを和らげる薬剤を混ぜるなど、オリジナルの麻酔を使用し工夫を行っております。

・手術

手術

麻酔が一通り終わりましたら、手術開始です。
術式にもよりますが、高周波メスや炭酸ガスレーザーなど、最新のデバイスもしっかり使用しつつ、繊細な部分はハサミ(医療用語では剪刀・せんとうと言います)でアプローチします。
また、当院最大の特徴は、全例手術用顕微鏡で手術を行うことです。
肉眼やルーペなどとは解像度が全く違いますので、顕微鏡を使用することで繊細な作業が可能になります。

ルーペによる見え方比較

以下の写真は、倍率の違いによるものの見え方を比較した写真です。顕微鏡で手術する、ということがどういうことか一目瞭然ではないでしょうか。
術中ですが、会話ができます。
痛みなど感じる場合は、手術途中でも口頭で伝えていただければ麻酔を追加します。

10

手術当日:手術後

リカバリースペースにご案内する様子

手術が終わりましたら、手術前に待機したリカバリースペースにお戻りいただきます。
リカバリースペースでは、血圧チェックなどお身体の状態を確認した後に、患部を20分ほど保冷剤で冷やしていただきます(術後即帰宅されたい場合はご相談ください)。
その後お会計、ご帰宅となります。

サングラス

※術後ですが、特別な場合を除き術後は眼帯などを付けていただくことはしておりません。
ご帰宅までの道のりで人目に触れる可能性がある方は、カモフラージュ用のサングラスなどをご用意、持参ください。

11

術後のケア

・安静度

術翌日から洗顔、洗髪、シャワー浴は可能ですが、術後48時間以内は体を温めるようなことをすると腫れるため、この間の入浴(湯船に入る)は控えてください。
術後3日目からは、入浴可能です。

・仕事

術後48時間は、腫れを抑えるために安静にしてください。やむを得ない場合は、自宅での作業をお勧めします。
デスクワークなら術後48時間以降は可能ですが術後は腫れますので、人目に触れる場合は職場と相談されることをお勧めします。
体を動かす仕事の場合は抜糸後(術後約1週間)からの再開をお勧めしますが、高重量の物品を扱うのは術後3週間ほど控えてください。

・運動

術後48時間は、腫れを抑えるために安静にしてください。
ウォーキングなどの軽い運動は、術後3日目から可能です。
ランニングや自重トレーニング(腕立て伏せや腹筋、スクワット等)は、術後1週間以降にしてください。
全速力でのダッシュやスポーツジムでの高重量トレーニングは、術後3週間以降での再開をお勧めします。

12

術後診察

※見出しをクリックすると詳細をご覧いただけます

・術後約1週間

どの術式においても、術後約1週間前後で来院いただきます。
その際、皮膚を縫っている糸を抜糸します。

・術後約2週間

過矯正のイメージ

b-α:真皮と挙筋腱膜に糸をかける術式(=眼瞼下垂手術)を行った場合は、術後2週間で修正を行うことがあります。
修正を行うのは、基本的に過矯正(まぶたの上がりすぎ)になっている時のみで、当院の実績ですと、術後2週間で修正を施行する頻度は1%以下です。
腫れがまだ強く残っている時期になりますので、過矯正以外、例えば二重幅など細かな部分の修正に関しては、このタイミングでの修正は絶対にお勧めしません。
修正が必要か否かに関しては、外来にお越しいただいた際に一緒に確認させていただきます。

b-β. 真皮と瞼板に糸をかける術式やその他眼瞼下垂以外の手術を行った場合は、基本的に術後2週間での修正は行いません。
術後の経過に関しては、下記のタイミングで一緒に確認させていただきます。

・術後1~2カ月

時間と共に腫れが落ち着き始めています。術後見づらさや涙、違和感等術後の一時的な症状が出る方もいらっしゃいますが、術後1~2カ月で症状が改善し元に戻る方が多いです。
傷あとの赤みなどは、まだ目立つ時期です。気になる方はカモフラージュ用のメガネ等を使用してください。

・術後3カ月

腫れの影響がかなり落ち着きます。それと共に、二重幅などの細かな部分で気になるポイントが出てくる頃です。
しかし、基本的には、まだ傷は落ち着いておらず、修正手術はしない方が良い時期です。修正を希望される場合は、術後の傷がほとんど落ち着く術後6カ月の診察時に本格的なお話をさせていただきます。
傷あとの赤みは、落ち着いてきているもののまだ残っている時期です。

・術後6カ月

基本的には術後6カ月で術後の完成形になります。
皮膚のたるみや二重幅、左右差など細かな部分に関して診察時に一緒にしっかりと確認し、修正が必要かどうか一緒にしっかりとチェックしましょう。

「明日の満足より、3年後の美しさ」を実現するために

自費診療が「高価である」と感じている方へ

保険診療と自費診療どちらかしか扱っていなかったり、保険診療と自費診療で手術内容を変えるクリニックもあります。

しかし、当院は違います。

保険診療と自費診療の違いは「患者様の状態が保険適用できるか否か」で、手術内容を保険と自費で変えることはしておりません。

こう書くと、「当院で自費の手術を受けるのが損ではないか?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、保険診療と自費診療を扱っているからこそ年間1800件前後の手術と日々向き会うことができています。

そして、それらすべての手術で顕微鏡を使用し日々全力で向き合っているからこそ、質の高い手術ができていると自負しております。

さらに「一般的な美容外科で使用している糸を保険診療で使用し、さらに一段階細い糸を自費診療で使用する」ことで、さらに高いクオリティのまぶたを作っております。

当院で自費手術を受ける事のメリットをご理解いただけますと幸いです。

料金表

片眼 両眼
カウンセリング(初診のみ、手術を受けた場合は手術料金から差し引きます。) 16,500円 16,500円
重瞼術・切開法 198,000円 330,000円

※料金はすべて税込みです

よくある質問

手術前に準備することはありますか?

当院でのまぶたの手術は、全例顕微鏡を使用し非常に繊細に行います。
そのため、まつげのエクステ、つけまつげ等は手術に支障をきたす恐れがありますので、手術当日までに外してきてください。

手術中は痛いですか?

まぶたは非常に敏感な部分です。
そのため、他と比べると痛みを感じやすい部分になります。
当院では、笑気麻酔やオリジナルで調整した注射の麻酔を使用し、痛みのコントロールに努めています。

術後は腫れますか?

まぶたの皮膚は体の中で一番薄く、腫れやすい部分です。
そのため、他の部分より術後に腫れます。
腫れを抑える方法は「術後48時間以内はとにかく冷やす」ことに尽きますので、この間は、なるべく自宅で安静にし、冷却してください。

48時間以降は患部を冷やさず温めてください。
腫れは術後48時間がピークで、その後少しずつ落ち着いていきます。

早い方は1〜2週間で腫れがかなり落ち着きますが、長引く方は数カ月腫れが続きます。
腫れが落ち着き、まぶたが完成するまで、しっかりと経過観察をさせていただきます。

仕事はいつから再開できますか?

まぶたの皮膚は体の中で一番薄く、腫れやすい部分です。
そして、腫れが強く出ると、左右差など術後のトラブルが起きやすくなります。

術後48時間は安静にして患部を冷やしてください。
この期間は、自宅でのデスクワーク程度なら可能です。

術後48時間以降ではデスクワーク等は可能ですが、かなり腫れている時期です。
見た目が気になる場合は、色付きの眼鏡などを使用してください。
身体を動かす仕事の場合は、抜糸後の作業をお勧めしております。

その中でも、重いものを持つなど負荷の高い作業をされる場合は、術後約3週間は控えていただくことをお勧めしております。

また、術後1〜2カ月程度メガネの度数が変わり、細かな文字が見づらくなることがありますので、pcでの作業はしづらくなる可能性があります。

運動はいつから再開できますか?

先程も記載しましたが、術後48時間は安静にすることをお勧めしておりますので、運動はなるべく控えてください。

術後48時間以降は腫れのピークは過ぎていますが、術後約1週間での抜糸までは傷がくっついていません。ウォーキング程度の運動に抑えてください。

術後約1週間での抜糸以降は、傷はくっついているもののまだ傷が固まっていません。ランニングや腕立て伏せなどの自重トレーニングであれば、徐々に再開していただいても良い時期です。ただし、スポーツジム等でのハードワークは控えてください。

全速力でのダッシュや高重量を扱う筋力トレーニングは、傷が完全にくっつく術後約3週間以降で再開してください。

術後は自然な見た目になりますか?

手術を希望される患者様のほとんどからこの質問をいただきますが、この質問に関する私の答えは、yesでもありnoでもあります。

まぶたのたるみに対して手術を行っても元々の骨格を変えられるわけでないため、ご希望通りの見た目にならないこともあります。

また、「自然」という表現は、客観的ではなく主観的なものです。患者様にとっては「自然」でも、私にとっては「不自然」なこともあります。

これらのことを踏まえ、なるべく患者様の要望と「手術でできること」を術前カウンセリングでしっかりすり合わせていきます。同じ方向を向いて一緒に手術に臨みましょう。

院長 勝村宇博

記事監修:院長 勝村宇博

当院は、私の専門分野であるまぶた(目もと)の手術や涙(ドライアイ、涙道閉塞)の治療を専門としたクリニックです。
様々な学会に所属し、機能面と審美面両面とも妥協せずに治療を行っております。
また、レーザー治療など新しい治療も取り入れておりますので、審美面も含めお気軽にご相談ください。

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