おでこリフト(額のしわ取り手術)

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おでこリフト

おでこリフト(額のしわ取り手術)

診察風景
  • 公開日:2024.8.16
  • 更新日:2024.9.3

当院では「おでこリフト」を行い、上まぶたのたるみや眉毛下垂を改善します。この施術により、明るく若々しい印象を与え、上まぶたのたるみやおでこ・眉間のシワを解消します。施術は生え際を切開し、眉毛を下げる筋肉を切断することで効果を高めます。全例顕微鏡を用いた精密な縫合により、傷跡が目立たないように工夫しています。施術時間は約180分で、ダウンタイムは1~数カ月です。術後は腫れや内出血の可能性がありますが、適切なケアを行うことで回復を促進します。術後48時間は安静にし、術後3日目から軽い運動が可能です。詳細な検査と診察を行い、個別に対応しますので、まずはご相談ください。

当記事は院長 勝村宇博の監修のもと執筆されています。

おでこリフト

私は、まぶたの手術を専門とした「目もとの専門医」です。

「目もとの専門医なのに『おでこの手術』?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

このような情報がまだ世の中に浸透していないため、疑問に思われるのも当然と思います。

しかし、実は「美しいまぶた」を追求していくと、術者はおでこの手術まで精通している必要があります。

つまり、「目もとの専門医だからこそ『おでこの手術』」なのです。

眉毛の高さについて

眉毛と黒目(瞳孔)の距離は顔に大きな印象を与える

眉毛と黒目(瞳孔)の距離は、顔の印象に大きな影響を与えます。

眉毛と瞳孔が遠いと「明るい」「若々しい」といった印象を与える

例えば、眉毛の位置が上がっていると「明るい」「若々しい」といった印象を与えます。

眉毛と瞳孔の距離が近いと「目ぢからがある」「怖い」といった印象を与える

逆に、眉毛と黒目の距離が近ければ、「眼ぢから」が強くなります。

良い意味でいえば、「凛々しい」とも言うことができます。

しかし、それも度が過ぎると、「ちょっと怖い」という印象を他人に与える場合があります。

眉間にシワが寄っていたら、なおさら「怖い」印象を与える

眉間にシワが寄っていたら、なおさら「怖い」印象を与えてしまう場合があります。

この「眉毛が下がっている状態」を、医学的には「眉毛下垂(びもうかすい)」といいます。

眉毛下垂とは

眉毛下垂とは

眉毛下垂は「眉毛が正常な位置から、見た目に不快な位置まで下がること」と定義されています。
原因は多くの場合加齢で、紫外線などにより皮膚や皮膚の中の組織が変化してゆるみが生じ、眉毛下垂がおこりますが、顔面神経麻痺(外傷性、感染性⦅Ramsay-Hunt症候群⦆、医原性)や重症筋無力症、眼瞼痙攣、顔面痙攣などでも生じる場合があります。1)
ただ、「どれくらい眉毛が下がっていれば治療した方が良いのか」ということに関しては主観的な要素が強く、「瞳孔から眉毛下縁(眉毛の下側のライン)までの距離は15mm以上が好ましい」としている文献もありますが、2)明確な定義はありません。

1) Russell et al. Brow Ptosis. tat Pearls {internet}. Treasure Island(FL):Stat Pearls Publishing;2024 Jan.2023.Mar 1.
2) Baker et al. The influence of brow shape on the perception of facial form and brow aesthetics. Plast Reconstr Surg.119:2240-2247.2007.

眉毛下垂を治すには

まばたきなどの動きにより、表皮や真皮が伸びる。加齢により真皮が薄くなり、ハリが低下し、たるみやシワにつながる。

眉毛下垂を防ぐには「無理やり眉毛を上げて表情を作る」ということになります。
しかし、加齢とともに真皮にあるコラーゲンやエラスチンが減ることで真皮が薄くなり、
眉毛を上げるなどの動きで、おでこにシワが寄りやすくなります(表情ジワ)。

まゆげを無理やりあげようとするとおでこにシワがよる

また、同じ部分にシワが刻まれ続けるとシワ部分の真皮が薄くなり、表情を作らなくてもシワが寄った状態になります。

こんな方にお勧め

当院では、以下の方におでこリフトをお勧めしています。

  1. 上まぶたのたるみがあり、かつ眉毛が下がっている方

  2. おでこや眉間のシワが気になる方

それぞれ詳しくお話しします。

上まぶたのたるみ+眉毛下垂

①上まぶたのたるみがあり、かつ眉毛も下がっている方

つまり、「上まぶたのたるみ+眉毛下垂」の場合です。

眼瞼皮膚弛緩症

上まぶたのたるみは正式名称を「眼瞼皮膚弛緩症」といいますが、眉毛が下がっていると上まぶたの皮膚がたれ下がり、たるみが悪化します。
眼瞼皮膚弛緩症に対しては、一般的には下の手術が行われます(くわしくは、こちらをご覧ください。)

切開法(瞼縁皮膚切除)

瞼縁皮膚切除

まぶたの縁から皮膚を切除し、二重を作成する。

眼瞼下垂手術

眼瞼下垂手術

まぶたの筋肉を縫い縮めることで、まぶたの開きも併せて改善する。

眉下切開(眉毛下皮膚切除術)

眉下切開(眉毛下皮膚切除術)

眉毛の下から皮膚を切除し、まぶたの厚みをすっきりさせる。

まぶたの手術後に眉毛が下がり、怖い印象になることもある

しかし、これらの手術は全て術後に眉毛が上がることはなく、どちらかというと眉毛が下がります。

そうなると、もともと眉毛下垂がある方は、さらに眉毛が下がってしまいます。

眉毛を引き上げると、若々しい印象になる

つまり、上まぶたのたるみ+眉毛下垂の方は、おでこリフトで上まぶたのたるみと眉毛を一緒に引き上げる方が効果的です。

②おでこや眉間のシワが気になる方

安静ジワ

さきほどお話ししたように、真皮のコラーゲンやエラスチンが加齢とともに減少してくると、表情を作った際におでこや眉間にシワが寄るようになります。これを「表情ジワ」といいます。

表情ジワであれば、シワ取り注射(ボツリヌス毒素注射)をすることで防ぐことはできますが、ボツリヌス毒素が効きすぎると眉毛が下がってしまいます。

また、同じ部分に表情ジワが刻まれ続けると、その部分のコラーゲンがなくなってしまい、表情を作らなくてもシワが刻まれてしまうようになります。これを「安静ジワ」といいます。

安静ジワは、ヒアルロン酸を皮下に注射することで浅くできる場合がありますが、その部分が逆に盛り上がってしまうことがあります。

これらおでこや眉間のシワを、おでこリフトをすることで引き伸ばします。

施術内容

おでこリフトですが、以下の流れになります。

1

髪の毛の生え際を切開する。

髪の毛の生え際ギリギリを切開するとうぶ毛がなくなってしまう

髪の毛の中を切開する方法だと、眉毛を引き上げる力が弱くなります。
また、なるべく傷跡を目立たせないようにするためにうぶ毛が生えている部分の皮膚を切除してしまう方法もありますが、髪の毛にうぶ毛がなくなり、自然さはなくなります。

髪の生え際を切開

そのため当院では、うぶ毛を残した状態で皮膚を切開します。

2

眉毛を下げる筋肉を数カ所切断する。

眉毛を下げる筋肉の神経をよけつつ切断

眉毛を下げる筋肉は、「皺眉(すうび)筋」「鼻根(びこん)筋」(「眉毛下制(びもうかせい)筋」)です。

これらを細かく切断することで、なるべく眉毛が下がってこないようにします。

3

余った皮膚を切除し、顕微鏡で細かく縫い合わせる。

余った皮膚を切除し、顕微鏡で丁寧に縫合

うぶ毛を残した状態で皮膚を切開しますので、きれいに縫い合わせて「いかに傷あとを目立たせないようにするか」ということが非常に大事です。

当院では、他手術と同様、全例顕微鏡を使用して非常に細かく縫い合わせます。

術後

これらを全例顕微鏡で丁寧に行うことで、以下の効果を出すことができます。

  • 眉毛が引き上がる。
  • 上まぶたのたるみが改善する
  • おでこや眉間のシワが浅くなる。

施術概要

施術時間 約180分
ダウンタイム 1~数カ月
腫れ
(★~★★★)
★~★★★
傷跡 おでこ(髪の毛の生え際)
通院回数 5~7回程度(初診時も含む。状況により変動あり)
抜糸 術後6~12日
持続性
(★~★★★)
★★~★★★
洗顔 術翌日から
メイク 術翌日から可(傷あと部分のみ術後1週間は安静)
シャワー 術翌日から
入浴 術後3日目以降
備考
副作用(リスク) 腫れ、内出血、術後瘢痕、しびれなど

治療の流れ

1

電話予約

電話予約

オーダーメイドの治療をするには、患者様の状態を事前に把握することは非常に大事なことであるため、当院は、初診の予約は電話のみの受付としております。

診療時間内にお電話ください。

2

初診当日

ご用意いただくもの

全身状態を把握するため、お持ちの方は必ずお薬手帳をご持参ください。
ご本人が気になっている部分はどこか、手術を検討されている部分がどこか、どのように気になっているか、そしてどうなりたいか、文章にしてお持ちいただくのも良いかもしれません。
理想の顔の写真をお持ちいただくのも一つですが、お顔立ちは非常に大きな個人差がありますので、あくまで参考程度と考えておいてください。

3

当日の流れ

来院されましたら、受付で手続きを済ませた後は問診票にご記入いただきます。
記入いただきましたら、(持参された場合は)お薬手帳などお持ちの書類を提出ください。その後は、お待ちいただき検査、診察となります。

当院の待ち時間について

当院は時間予約制とさせていただいておりますが、時間通りにお呼びできず、場合によっては1~2時間ほどお待たせしてしまうことがあります。
当院では、診療のクオリティを保つため、私が全ての診察、手術、(電話対応も含めた)アフターフォローを担当する「完全診療担当制」をとっております。
なお、保険診療と自費診療の時間の区分けを行っておりません。

そのため、他の患者様の診察時間が予定よりもずれ込むなどの事情により、診察や手術などが遅れてしまうケースが生じることもあります。
全て私が対応することで手術のクオリティや電話対応も含めたアフターフォローの安心感を優先しているためでもありますので、皆さまご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

4

検査

検査

当院では、初診時に必ず以下の検査を行っております。

  • 屈折検査
  • 視力検査
  • 眼圧検査
  • 眼底検査
  • 網膜断層検査
  • ドライアイ検査

まぶたは眼球と接しているため、まぶたの手術は(一時的なものが多いものの)眼球への影響が出やすい手術です。
術前の眼球の状態をしっかりとチェックし、異常がないか確認します。
場合によっては視野検査などもおこなうこともあります。

5

診察

カウンセリング

診察室では、まず詳細に「お悩みの内容やどのようになりたいか、など」お話を伺います。
手術方法や術後の経過に影響が出る場合もありますので、以前に他院で手術を受けている方は必ずお申し出ください。

撮影

また、一眼レフカメラでの撮影を行い、細かな数値を計測します。

検査

そして、細隙灯顕微鏡検査を行い、表面も含めた状態を把握します。

これら詳細な診察や検査の結果も含めて私からみた患者様の状態をお伝えし、必要な方におでこリフトをお勧めしています。

説明中

日程予約・採血検査

手術を希望される方は、日程を予約いただき当日採血検査を行います(採血検査は、数千円の実費分を別途いただきます。患者様により金額は若干異なります)。

6

直前診察

診察

術前には、もう一度診察にお越しいただきます。
その際には、採血検査結果のお伝えと同時に、もう一度手術に関する説明、シュミレーションを行います。
初診時に説明を受けて術式を決めていても、術前までに色々悩まれる患者様も少なくありません。
もう一度術式を一緒に考える事で、より満足度の高い手術になると考えております。
なお、当院は、全国のみならず海外在住の方も来院されます。遠方の方で直前診察をご希望されない場合は、私にご相談ください。
また同日に、手術前後での生活上の注意点などもお伝えします。

7

手術当日

受付

次は、いよいよ手術当日となります。

手術前

事前にお伝えした時間に、当ビル5階にお越しください。
5階は、診察室とは別の、手術および施術スペースとなっています。

リカバリースペース

受付が終わりましたら、ウェイティングおよびリカバリースペースにご案内します。
リカバリースペースでは、スタッフが血圧測定などの体調確認を行います。
当日体調が思わしくない方は、スタッフにお申し出ください。
体調確認が終わりましたら、ガウンを羽織っていただき手術準備に入ります。

血圧測定

時間になりましたら、麻酔のクリームをまぶたに塗布し、手術に備えていただきます。

8

手術

手術室

頃良いタイミングで手術室に案内いたします。

※見出しをクリックすると詳細をご覧いただけます

・デザイン

デザイン

手術室では、まずは消毒した後に座った状態でデザインします。

眉毛の位置は、重力のかかり方により全く異なります。
つまり、あお向けの状態でデザインしても良い結果にはつながりません。
このような「当たり前だけど細かな作業」を地道に行って初めて「理想のまぶた」「理想の眉毛の位置」に近づくことができます。

・麻酔

麻酔

デザインした後はあお向けになり、笑気麻酔を吸入していただきます(苦手な方は事前にお申し出ください)。
笑気麻酔には、リラックス効果や痛みを和らげる効果があります。また、血圧など体への影響がほとんどないため、安心して使用できるのも良いところです。
笑気麻酔を吸入していただいている間に、注射の麻酔を行います。
痛みを和らげる薬剤を混ぜるなど、オリジナルの麻酔を使用し工夫を行っております。

・手術

手術

麻酔が一通り終わりましたら、手術開始です。
高周波メスや炭酸ガスレーザーなど、最新のデバイスもしっかり使用しつつ、繊細な部分はハサミ(医療用語では剪刀・せんとうと言います)でアプローチします。
また、当院最大の特徴は、全例手術用顕微鏡で手術を行うことです。
肉眼やルーペなどとは解像度が全く違いますので、顕微鏡を使用することで繊細な作業が可能になります。

ルーペによる見え方比較

下は、倍率の違いによるものの見え方を比較した写真です。
顕微鏡で手術する、ということがどういうことか一目瞭然ではないでしょうか。

術中ですが、会話ができます。
痛みなど感じる場合は、手術途中でも口頭で伝えていただければ麻酔を追加します。
おでこリフトでは、手術の最後に血抜きの管(ドレーン)を入れます。

9

手術後

リカバリースペースにご案内する様子

手術が終わりましたら、手術前に待機したリカバリースペースにお戻りいただきます。
リカバリースペースでは、血圧チェックなどお身体の状態を確認した後に、患部を20分ほど保冷剤で冷やしていただきます(術後即帰宅されたい場合はご相談ください)。

サングラスをしている女性のイラスト

その後お会計、ご帰宅となります。

※術後ですが、特別な場合を除き術後は眼帯などを付けていただくことはしておりません。また、おでこリフトですが、術翌日まで血抜きの管(ドレーン)を入れますので、血抜きの管をつけた状態でご帰宅いただきます。
ご帰宅までの道のりで人目に触れる可能性がある方は、カモフラージュ用のサングラスや帽子などをご用意、持参ください。

10

術後のケア

・安静度

術翌日の診察で血抜きの管(ドレーン)を抜くまでは、患部を冷やしながら安静に勤めてください。診察後から洗顔、洗髪、シャワー浴が可能ですが、術後48時間以内は体を温めるようなことをすると腫れるため、この間は保冷剤で患部を冷却し、入浴(湯船に入る)は控えてください。
術後3日目からは、入浴可能です。

・仕事

術後48時間は、腫れを抑えるために安静にしてください。やむを得ない場合は、自宅での作業をお勧めします。
デスクワークなら術後48時間以降は可能ですが術後は腫れますので、人目に触れる場合は職場と相談されることをお勧めします。
体を動かす仕事の場合は抜糸後(術後約1週間)からの再開をお勧めしますが、高重量の物品を扱うのは術後3週間ほど控えてください。

・運動

術後48時間は、腫れを抑えるために安静にしてください。
ウォーキングなどの軽い運動は、術後3日目から可能です。
ランニングや自重トレーニング(腕立て伏せや腹筋、スクワット等)は、術後1週間以降にしてください。
全速力でのダッシュやスポーツジムでの高重量トレーニングは、術後3週間以降での再開をお勧めします。

11

術後診察

※見出しをクリックすると詳細をご覧いただけます

・術翌日

おでこリフトでは、術後に血抜きの管(ドレーン)を入れます。
術翌日に抜去しますので、術翌日は必ず受診してください。
遠方の方は近隣のホテルに宿泊することをお勧めしております。

・術後約1週間

術後約1週間前後で来院いただきます。
おでこリフトでは、皮膚は基本的に医療用のボンドでくっつけています。
血抜きの管を入れていた部分だけ1~2針皮膚を縫っておりますので、その部分の糸を抜糸します。

・術後1~2カ月

時間と共に腫れが落ち着き始めています。術後しびれや違和感等術後の一時的な症状が出る方もいらっしゃいますが、術後数カ月で症状が改善し元に戻る方が多いです。
傷あとの赤みや内出血などは、まだ目立つ時期です。気になる方はカモフラージュ用のメガネや帽子等を使用してください。

・術後3カ月

腫れの影響がかなり落ち着いてくる時期ですが、傷あとの赤みは、落ち着いてきているもののまだ残っている時期です。

・術後6カ月

基本的には術後6カ月で術後の完成形になります。
術後の状態をチェックし、気になる部分がないか一緒に確認します。

よくあるご質問

手術前に準備することはありますか?

当院での手術は、全例顕微鏡を使用し非常に繊細に行います。
その際、自作のペンを使用し繊細にデザインしますので、おでこの生え際をご自身で剃るなどはしないでください。

手術中は痛いですか?

おでこの手術は、切開する範囲は広いですが、オリジナルで調整したブロック麻酔や注射の麻酔、そして笑気麻酔等行いますので、あまり痛みを感じる手術ではありません。
手術中に寝ている患者様もいらっしゃいます。
しかし、痛みの感じ方は人それぞれです。痛みを感じる場合は麻酔を追加しますので、手術中にお申し出ください。

術後は腫れますか?

おでこはまぶたの皮膚に比べ厚く、腫れが目立ちづらい部分です。
しかし、腫れは個人差があります。
腫れを抑える方法は「術後48時間以内はとにかく冷やす」ことに尽きますので、この間は、なるべく自宅で安静にし、冷却してください。

その後、48時間以降は患部を冷やさず温めてください。
腫れは術後48時間がピークで、その後少しずつ落ち着いていきます。

早い方は1~2週間で腫れがかなり落ち着きますが、長引く方は1~2カ月腫れが続きます。
腫れが落ち着くまで、しっかりと経過観察をさせていただきます。

仕事はいつから再開できますか?

おでこはまぶたよりは腫れづらい部分ではありますが、術後48時間は安静にして患部を冷やしてください。
術翌日に血抜きの管(ドレーン)を抜去したら、自宅でのデスクワーク程度なら可能です。

術後48時間以降ではデスクワーク等は可能ですが、腫れが強めの時期です。
見た目が気になる場合は、色付きの眼鏡や帽子などを使用してください。
身体を動かす仕事の場合は、術後1週間での抜糸以降の作業をお勧めしております。

その中でも、重いものを持つなど負荷の高い作業をされる場合は、術後約3週間は控えていただくことをお勧めしております。

おでこリフトでは、見づらくなることは基本的にありません。

運動はいつから再開できますか?

先程も記載しましたが、術後48時間は安静にすることをお勧めしておりますので、運動はなるべく控えてください。
術後48時間以降は腫れのピークは過ぎていますが、術後約1週間での診察までは傷が開く可能性もあります。ウォーキング程度の運動に抑えてください。
術後約1週間の診察以降は、傷はくっついているもののまだ傷が固まっていません。ランニングや腕立て伏せなどの自重トレーニングであれば、徐々に再開していただいても良い時期ですが、スポーツジム等でのハードワークは控えてください。
全速力でのダッシュや高重量を扱う筋力トレーニングは、傷が完全にくっつく術後約3週間以降で再開してください。

術後は自然な見た目になりますか?

手術を希望される患者様のほとんどからこの質問をいただきますが、この質問に関する私の答えは、YesでもありNoでもあります。

手術を行っても元々の骨格を変えられるわけでないため、ご希望通りの見た目にならないこともあります。

また、「自然」という表現は、客観的ではなく主観的なものです。患者様にとっては「自然」でも、私にとっては「不自然」なこともあります。

これらのことを踏まえ、なるべく患者様の要望と「手術でできること」を術前カウンセリングでしっかりすり合わせていきます。同じ方向を向いて一緒に手術に臨みましょう。

院長 勝村宇博

記事監修:院長 勝村宇博

当院は、私の専門分野であるまぶた(目もと)の手術や涙(ドライアイ、涙道閉塞)の治療を専門としたクリニックです。
様々な学会に所属し、機能面と審美面両面とも妥協せずに治療を行っております。
また、レーザー治療など新しい治療も取り入れておりますので、審美面も含めお気軽にご相談ください。

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