【症例】眉下切開のダウンタイム・術後経過を症例写真で解説|40〜70代の6症例
審美専用】かつむらアイプラストクリニック(浦和の眼科)
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【症例】眉下切開のダウンタイム・術後経過を症例写真で解説|40〜70代の6症例

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眉下切開のダウンタイム 40~70代の症例と術後経過

眉下切開(眉毛下皮膚切除術)のダウンタイムは、まぶたの厚み・皮膚のたるみの程度・年齢などによって異なります。一般的には術後1週間程度は腫れや内出血が目立つことがありますが、その後徐々に落ち着いていきます。

本記事では、かつむらアイプラストクリニック(JR浦和駅西口)で眉下切開を行った40代〜70代の6症例について、術後1週間・3週間・6週間・3カ月の経過を実際の症例写真とともに紹介します。「目元の印象を変えたくない」「眼瞼下垂と迷っている」「目尻側のたるみが気になる」「保険で受けられるか知りたい」など、症例ごとに異なる背景も解説しますので、ご自身に近い症例を参考にしてください。

▶ 眉下切開の費用や保険適用の条件については、眉下切開の費用はいくら?保険適用の条件・料金相場をまぶた専門医師が解説で詳しく解説しています。

上まぶたのたるみが進行する原因とは

上まぶたのたるみの原因

上まぶたのたるみ(眼瞼皮膚弛緩)は、加齢とともに進行していきます。主な原因は以下になります。

皮膚のゆるみ・コラーゲンの減少

上まぶたの皮膚は、体の中でも特に薄い部分です。加齢によって皮膚の弾力を保つコラーゲンやエラスチンが減少すると、皮膚が伸びて余り、まつ毛の上にかぶさるようになります。

眉毛の下垂(眉毛下垂)

おでこの筋肉(前頭筋)の力が弱くなったり、おでこの皮膚がゆるんだりすると、眉毛の位置が下がります。眉毛が下がると、その分だけ上まぶたの皮膚が押し下げられ、たるみが強調されます。

眼窩脂肪の変化

若い頃に上まぶたをふっくらさせていた脂肪は、加齢とともに減少したり、位置が変わったりします。まぶたが厚い方の場合は、脂肪の厚みが残ったまま皮膚だけがたるむため、「重たいまぶた」の印象が強くなります。

目尻側のかぶさり(lateral hooding)

上まぶたのたるみは、目頭側よりも目尻側に強く出ることが多く、目尻側の皮膚が三角形にかぶさる状態を「lateral hooding(ラテラルフーディング)」と呼びます。眉下切開は、この目尻側のたるみを直接切除できる術式です¹。

たるみが気になり始めるのは、大体40歳前後からの方が多いと思います。「二重のラインが狭くなってきた」「アイラインが引きづらい」「夕方になるとまぶたが重い」と感じている方も多いのではないでしょうか。

今回は、かつむらアイプラストクリニックで行っているまぶたの手術 年間2000件前後の中から、眉下切開の6例を選び、ダウンタイムの画像も含めた治療法の選択理由を解説していきます。ご自身がどの例に似ているのか、イメージしながらお読みください。

眉下切開はどのような方に向いている?

まつ毛の位置とまぶたの厚み

眉下切開は、眉毛のすぐ下の皮膚を切除してたるみを取る手術です。皮膚が取れた分だけ二重の幅は広がり、二重のラインも変わりますが、二重のライン上を切開する眼瞼下垂手術や二重切開に比べると、二重の雰囲気や目元の印象が術前と比べて変わりづらいのが特徴です。これは、眼瞼下垂手術では二重のラインの上に眉毛に近い厚い皮膚がかぶさるのに対し、眉下切開では眉毛に近い厚い皮膚を切除するため、二重のラインに近い薄い皮膚が残るためです。このため、術後に顔や目の印象を変えたくない方、まぶたが厚く、眉毛の位置が下がっていない方、目尻側のたるみが強い方に向いています¹²。

一方で、まぶたが厚く、かつ眉毛の位置が低い方に眉下切開を行うと、眉毛と目の距離がさらに近づき、重たい印象が強まることがあります。このような方には、当院では前額リフト(おでこリフト)をお勧めしています³。

また、眉下切開の傷は眉毛の下縁に沿って作りますが、二重のラインに傷を隠す重瞼線アプローチ(二重切開・眼瞼下垂手術)と比べると、人によっては傷跡が目立つことがあります。当院では傷跡が目立ちにくくなるよう縫合方法に最大限の工夫をしていますが、この点は術前にしっかりご説明しています。

▶ 眉下切開のダウンタイムの全体像は眉下切開のダウンタイムはいつまで?前額リフトとの違いは前額リフトと眉下切開の違いで詳しく解説しています。

1. 40代|眉下切開のダウンタイム・術後経過(目元の印象を変えたくない場合)

40代目元の印象を変えたくない場合

症例|まぶたが厚く、目元の印象を変えたくない場合

40代目元の印象を変えたくない場合
年齢 40代
術前の悩み まぶたが重く、夕方になると目が開けづらい。
手術で目元の印象が変わってしまうのは避けたい。
治療法(術式) 眉下切開(両側)

施術の選択理由

  • まぶたが厚く、皮膚だけでなく皮下の脂肪もしっかりある
  • 眉毛の位置は下がっておらず、眉と目の距離に余裕がある
  • ご本人は、術後に目元の印象を変えたくない
    → 二重切開では脂肪の厚みが残りやすく、二重の雰囲気も大きく変わってしまうため、皮膚と皮下組織をまとめて切除でき、目元の印象が変わりづらい眉下切開を選択しました。

術後の経過

明らかな合併症はなく、経過は良好でした。まぶたが厚い方は、皮膚だけでなく皮下の脂肪(眉毛下脂肪)も一緒に処理することで、まぶたの重たさが軽くなります。

ダウンタイム

術後1週間

術後1週間

眉毛の下に沿って腫れがあります。内出血は重力で下に広がります。抜糸後、カバーファンデーションやメガネでカモフラージュしてください(カバーファンデーションは当院でも取り扱っています)。内出血の程度は、かなり個人差あります(この方は多い方です)。

術後3週間

腫れと内出血は落ち着いてきます。傷跡の赤みはまだありますが、眉毛に隠れる位置です。

術後2カ月

術後2カ月

腫れはほぼなくなり、まつ毛の上にかぶさっていた皮膚が改善します。ただ、まだ傷は少し目立つため、メガネ等でカモフラージュしてください。

術後6カ月

術後6カ月

二重の幅は術前より広がっていますが、目元の雰囲気は術前と大きく変わらず、目の開きが軽くなっています。傷跡の赤みは消失し、傷跡も目立っていないのではないでしょうか。

担当医からのアドバイス

40代でまぶたが厚く、眉毛の位置が下がっていない方は、眉下切開の良い適応です。眉下切開でも二重の幅は広がり、二重のラインは変わりますが、眼瞼下垂手術や二重切開に比べると二重の雰囲気・印象が変わりづらい手術です。「目元の印象を変えたくない」というご希望がある場合は、眉下切開の方が向いています。

術前と術後6カ月

治療内容
眉毛下皮膚切除術(両側)
治療期間・回数
術後6カ月で4〜6回の通院(状態により変わります)
費用
当院の料金は料金表をご確認ください
リスク・副作用
再手術、術後腫脹、内出血、傷跡の赤み・肥厚、左右差、眉毛の位置の変化 など

2. 50代|眉下切開のダウンタイム・術後経過(皮膚のたるみが中等度の場合)

50代皮膚のたるみが中等度の場合

症例|皮膚のたるみが進行し、まつ毛に皮膚がかかり始めている場合

50代皮膚のたるみが中等度の場合
年齢 50代
術前の悩み まぶたの皮膚がまつ毛にかかってきた。
目が開けづらく、おでこにシワを寄せて目を開けている。
治療法(術式) 眉下切開(両側)

施術の選択理由

  • 皮膚のたるみは中等度で、まつ毛に皮膚がかかり始めている
  • 眼瞼下垂(まぶたを持ち上げる筋肉のゆるみ)は認めない
  • 眉毛の位置は保たれている
    → まぶたを持ち上げる力(挙筋機能)は良好で、皮膚のたるみだけが原因のため、眼瞼下垂手術ではなく眉下切開を選択しました。おでこの力で目を開ける癖がついている方は、たるみを取ることでおでこの力が抜けやすくなります。

術後の経過

特に明らかな合併症は起こらず、経過は順調でした。術後はおでこに力を入れなくても目が開くようになり、おでこのシワが浅くなっています。

ダウンタイム

術後1週間

術後1週間

腫れが目立ちます。抜糸は術後6〜12日目に行います。抜糸後、カバーファンデーションやメガネでカモフラージュしてください(カバーファンデーションは当院でも取り扱っています)。

術後3週間

腫れはだいぶ引くものの、傷跡の赤みが残っている時期です。

術後2カ月

術後2カ月

腫れはほぼなくなり、目尻側の皮膚のかぶさりが改善しています。
傷の赤みは若干残っています。カバーファンデーションやフレームの大きなメガネでカモフラージュしてください。

術後6カ月

術後6カ月

傷跡の赤みなくなりました。傷跡もほぼわからなくなっていると思います。

担当医からのアドバイス

50代は、皮膚のたるみが「気になる」段階から「まつ毛にかかる」段階へ進む時期です。おでこにシワを寄せて目を開けている方は、皮膚のたるみが原因なのか、眼瞼下垂が原因なのか、あるいは両方が重なっているのかを診察で見極めることが重要です。皮膚のたるみだけであれば、眉下切開でおでこの力が抜け、シワも浅くなることが少なくありません。

術前と術後6カ月

治療内容
眉毛下皮膚切除術(両側)
治療期間・回数
術後6カ月で4〜6回の通院(状態により変わります)
費用
当院の料金は料金表をご確認ください
リスク・副作用
再手術、術後腫脹、内出血、傷跡の赤み・肥厚、左右差、眉毛の位置の変化 など

3. 50代|眉下切開のダウンタイム・術後経過(軽度の眼瞼下垂を合併していた場合)

50代 眼瞼下垂との見極め

症例|皮膚のたるみが主体で、眼瞼下垂は軽度だった場合

50代皮膚のたるみが中等度の場合
年齢 50代
術前の悩み まぶたが重く、目が開けづらい。
眼瞼下垂と言われたことがあるが、目元の印象は変えたくない。
治療法(術式) 眉下切開(両側)

施術の選択理由

  • 皮膚のたるみが中等度で、まつ毛に皮膚がかぶさっている
  • まぶたを持ち上げる筋肉のゆるみ(眼瞼下垂)は軽度で、挙筋機能は良好
  • 眉毛の位置は保たれている
  • ご本人は、術後に目元の印象を変えたくない
    → 症状の主体は皮膚のたるみであり、眼瞼下垂は軽度だったため、まず眉下切開で皮膚のかぶさりを取り除く方針としました。当院の経験上、眉下切開だけでもまぶたの重みが取れることで、軽度の眼瞼下垂はわずかに改善します。

また、皮膚のたるみと眼瞼下垂の両方に手術が必要な方は少なくありませんが⁵、その場合は眉下切開を先に行うのが当院の基本方針です。眼瞼下垂手術は「あとで眉下切開をする前提」か「しない前提」かで、デザインが全く異なるため、先に眼瞼下垂手術をしてしまうと、あとから眉下切開を足す計画が立てにくくなります。さらに、眼瞼下垂手術のあとにまぶたの厚みが気になった場合、眉下切開を追加しても厚みは改善しません。

術後の経過

特に明らかな合併症は起こらず、経過は順調でした。皮膚のかぶさりがなくなり、まぶたの重みが取れたことで目の開きも軽くなっています。軽度の眼瞼下垂に対する手術は現時点では不要と判断していますが、将来必要になった場合も、眉下切開を先に行っているため眼瞼下垂手術のデザインに制約はありません。

ダウンタイム

術後1週間

術後1週間

眉毛の下に沿って腫れがあります。抜糸は術後6〜12日目に行います。内出血は傷の部分から重力によって下に下がり、下まぶたまでに広がります。カバーファンデーションやフレームの大きなメガネでカモフラージュしてください(カバーファンデーションは、当院でも取り扱っています)。内出血の程度は、かなり個人差あります(この方は多い方です)。

術後3週間

腫れはだいぶ引き、まつ毛にかぶさっていた皮膚がなくなる時期です。

術後2カ月

術後2カ月

腫れはほぼなくなり、二重の幅は広がりましたが目元の雰囲気は術前と大きく変わっていません。ただ、まだ傷あとの赤みは残っていますので、カバーファンデーションやフレームの大きなメガネでカモフラージュしてください。

術後6カ月

術後6カ月

眼瞼下垂も改善し、眼の開きもよくなっています。傷跡もほとんどわからなくなったと思います。

担当医からのアドバイス

「眼瞼下垂」と「皮膚のたるみ(眼瞼皮膚弛緩)」は、見た目が似ていても医学的に異なるものです。眼瞼下垂の場合は筋肉の手術が必要ですが、皮膚のたるみが主体で眼瞼下垂が軽度であれば、眉下切開だけで十分なことがあります。両方が重なっている場合の順番は「眉下切開が先」が原則です。眼瞼下垂手術を先にしてしまうと、あとから眉下切開を追加してもまぶたの厚みは改善せず、デザインの選択肢も狭まってしまいます。当院では、デジタル一眼レフカメラでの写真撮影とブジーでのシュミレーションで、眉下切開だけで足りるのか、眼瞼下垂手術も必要なのかを確認しながら計画しています。

▶ 眼瞼下垂のセルフチェックについては、上まぶたのたるみ・眼瞼下垂のページで詳しく解説しています。

術前と術後6カ月

治療内容
眉毛下皮膚切除術(両側)
治療期間・回数
術後6カ月で4〜6回の通院(状態により変わります)
費用
当院の料金は料金表をご確認ください
リスク・副作用
再手術、術後腫脹、内出血、傷跡の赤み・肥厚、左右差、眉毛の位置の変化 など

4. 50代|眉下切開のダウンタイム・術後経過(目尻側のたるみが強い場合)

50代 目尻側のかぶさり

症例|目尻側の皮膚が三角形にかぶさっている場合

目尻側のたるみが強い場合
年齢 50代
術前の悩み 目尻側の皮膚が三角形にかぶさって、目が小さく見える。
目尻の方が重くて、疲れた印象に見られる。
治療法(術式) 眉下切開(両側)

施術の選択理由

  • たるみは目頭側よりも目尻側に強く、目尻側の皮膚が三角形にかぶさっている(lateral hooding)
  • 眉毛の位置は年齢のわりに保たれている
  • 目頭側は二重が残っており、目元の印象は変えたくない
    → 二重切開では目尻側の皮膚を十分に切除しにくく、二重のラインが目尻側で長く伸びすぎてしまうことがあります。眉下切開は目尻側の皮膚を多めに切除するデザインが可能なため、この術式を選択しました¹⁴。

術後の経過

目尻側の切除幅を目頭側より広くとるデザインとし、眼輪筋の一部を眉毛側に固定してたるみを引き上げています。特に問題なく経過しました。

ダウンタイム

術後1週間

術後1週間

目尻側を中心に腫れがあります。内出血はありますが、メガネで隠れる範囲かと思います。内出血の程度は、かなり個人差あります。色味が気になる方は、カバーファンデーションでカモフラージュしてください(当院で取り扱っています)。

術後3週間

腫れ・内出血は落ち着いてきます。目尻側のかぶさりがなくなり、目の横幅がはっきりしてくる時期です。

術後2カ月

術後2カ月

傷跡の赤みは残っていますが、眉毛の下に隠れています。

術後3カ月

術後3カ月

目尻側のかぶさりがなくなり、目が横に大きく見えるようになっています。傷跡の赤みも消失しています。

担当医からのアドバイス

上まぶたのたるみは年齢とともに目尻側に強く出やすく、50代になると目尻側の皮膚が三角形にかぶさる「lateral hooding」がはっきりしてくる方が多くなります。目尻側のかぶさりが主な悩みの場合、二重切開よりも眉下切開の方が対応しやすく、目元の印象を大きく変えずに目の横幅を出すことができます。研究報告でも、眉下切開は目尻側のたるみ(lateral hooding)に対して高い満足度が得られる術式とされています¹²。

術前と術後6カ月

治療内容
眉毛下皮膚切除術(両側)
治療期間・回数
術後6カ月で4〜6回の通院(状態により変わります)
費用
当院の料金は料金表をご確認ください
リスク・副作用
再手術、術後腫脹、内出血、傷跡の赤み・肥厚、左右差、眉毛の位置の変化 など

5. 60代|眉下切開のダウンタイム・術後経過(眉毛の位置を見極めた場合)

60代 眉毛の位置がポイント

症例|皮膚のたるみは高度だが、眉毛の位置は保たれていた場合

眉毛の位置を見極めた場合
年齢 60代
術前の悩み まぶたが重く、目を開けるのがつらい。おでこのシワが深くなった。
治療法(術式) 眉下切開(両側)

施術の選択理由

  • 皮膚のたるみは高度
  • 眉毛の位置は年齢のわりに保たれており、眉と目の距離に余裕がある
  • 眼瞼下垂の合併は軽度
    → 眉毛の位置が低い場合は前額リフト(おでこリフト)を検討しますが、この方は眉毛の位置が保たれていたため、眉下切開で十分なたるみの改善が見込めると判断しました³⁶。

術後の経過

皮膚の切除幅が広かったため、術後の腫れは若干強めでしたが、術後3週間ほどでかなり落ち着き、最終的にはしっかりきれいになったと思います。

ダウンタイム

術後1週間

術後1週間

腫れや内出血があります。抜糸は術後6〜12日目に行います。内出血は傷の部分から重力によって下に下がり、下まぶたまでに広がります。カバーファンデーションやフレームの大きなメガネでカモフラージュしてください(カバーファンデーションは、当院でも取り扱っています)。内出血の程度は、かなり個人差あります(この方は多い方です)。

術後3週間

腫れや内出血はだいぶ引く時期です。

術後2カ月

術後2カ月

腫れはほとんど引き、まつ毛が見えるようになっています。傷赤みはまだ残っている時期です。カバーファンデーションやフレームの大きなメガネでカモフラージュしてください。

術後6カ月

術後6カ月

おでこに力を入れなくても目が開くようになりました。傷跡もほぼわからなくなっていると思います。

担当医からのアドバイス

60代になると皮膚のたるみは高度になりますが、「眉下切開で良いのか、前額リフト(おでこリフト)が必要なのか」の見極めが重要です。ポイントは眉毛の位置です。眉毛が下がっていなければ眉下切開で対応できますが、眉毛が下がっている場合に眉下切開だけを行うと、眉と目の距離がさらに近づいてしまいます。当院では、デジタル一眼レフカメラでの写真撮影とブジーでのシュミレーションで術後のイメージを確認しながら、術式を決めています。

術前と術後6カ月

治療内容
眉毛下皮膚切除術(両側)
治療期間・回数
術後6カ月で4〜6回の通院(状態により変わります)
費用
当院の料金は料金表をご確認ください
リスク・副作用
再手術、術後腫脹、内出血、傷跡の赤み・肥厚、左右差、眉毛の位置の変化 など

6. 70代|眉下切開のダウンタイム・術後経過(視野障害を伴い保険適用となった場合)

70代 見えにくさも確認

症例|皮膚のたるみが高度で、上方の視野が狭くなっていた場合

視野障害を伴い保険適用となった場合
年齢 70代
術前の悩み まぶたがかぶさって上の方が見えにくい。車の運転で信号が見づらい。
治療法(術式) 眉下切開(両側・保険適用)

施術の選択理由

  • 皮膚のたるみが高度で、まつ毛を越えて皮膚がかぶさっている
  • 視野検査で上方の視野障害を認めた
  • まぶたが厚く、眉毛の位置は保たれている
    → 視野障害を伴う高度な眼瞼皮膚弛緩のため、保険適用で眉下切開を行いました。眉下切開は原則自費診療ですが、このように視野障害を伴う場合は保険適用となることがあります。

術後の経過

術後は上方の視野が広がり、運転が楽になったとのことです。保険診療でも審美面にとても配慮した手術を行っています。

ダウンタイム

術後1週間

術後1週間

腫れや内出血はあまり目立ちません。内出血はありますが、メガネで隠れる範囲かと思います。内出血の程度は、かなり個人差あります。色味が気になる方は、カバーファンデーションでカモフラージュしてください(当院で取り扱っています)。

術後3週間

腫れ・内出血が引く時期です。

術後2カ月

術後2カ月

まつ毛の上にかぶさっていた皮膚がなくなり、上方の視野が確保されています。傷の赤みはまだ残る時期ですから、カバーファンデーションやメガネでカモフラージュしてください。

術後6カ月

術後6カ月

傷の赤みは消え、傷あとは、眉毛に沿っているため隠れています。皮膚のかぶさりも、かなり改善しました。

担当医からのアドバイス

70代以降になると、皮膚のたるみが高度になり、視野に影響が出ることがあります。「見えにくい」という機能的な問題がある場合は、保険適用で手術ができることがありますので、一度ご相談ください。研究報告でも、眉下切開は高度な上まぶたの皮膚のたるみに対して、整容面と機能面(視野の改善)の両方で良好な結果が得られるとされています²⁴。

▶ 保険適用の条件については、眉下切開の費用はいくら?保険適用の条件・料金相場をまぶた専門医師が解説で詳しく解説しています。

術前と術後6カ月

治療内容
眉毛下皮膚切除術(両側・保険適用)
治療期間・回数
術後6カ月で4〜6回の通院(状態により変わります)
費用
保険診療(3割負担)。詳細は料金表をご確認ください
リスク・副作用
再手術、術後腫脹、内出血、傷跡の赤み・肥厚、左右差、眉毛の位置の変化 など

眉下切開のダウンタイム中はどう過ごせばいい?

術後の過ごし方

眉下切開のダウンタイムは、腫れ・内出血が2〜3週間で落ち着き、傷跡の赤みは術後6カ月程度かけて薄くなっていきます。ただし、腫れの経過は非常に個人差が大きい部分です。

術後当日〜3日
腫れが最も強い時期です。保冷剤をタオルで包み、まぶたを冷やすと腫れを抑えやすくなります。枕を高くして寝ると、朝の腫れが軽くなります。飲酒・長風呂・激しい運動は腫れを強くするため控えてください。
術後3日〜抜糸
(6〜12日目)
デスクワークは術後3日目から可能ですが、この時期は腫れが最も強い時期です。抜糸は術後6〜12日目に行い、抜糸後は創部以外のメイクが可能になります。現実的には、メイクでカバーできる抜糸後が復帰の目安と考えてください。
術後3週間まで
創部を過度にこすって負担をかけることは、術後3週間くらいは避けてください。洗顔やクレンジングは、創部をなでるようにやさしく行います。創部の真上のメイク(アイブロウ)は、術後3週間以降が目安です。
術後6カ月まで
傷跡の赤み(瘢痕の炎症期)は術後6カ月程度続きます。この時期は紫外線で傷跡が色素沈着しやすいため、日焼け止めや帽子で保護してください。最終的な仕上がりも術後6カ月を目安に判断します。

眉下切開のリスク・合併症は?

術後の過ごし方

眉下切開は比較的安全性の高い手術ですが、以下のようなリスクがあります。

  • 傷跡の赤み・肥厚
    眉毛の下縁に沿った傷跡は、重瞼線アプローチに比べると人によっては目立つことがあります。研究報告では、術後3カ月時点で傷跡に赤みが残った例でも、12カ月の経過で改善したとされています²
  • 眉毛の位置の変化
    たるみが取れると眉を上げる力が抜け、眉毛が少し下がることがあります⁵
  • 左右差
    腫れの引き方や皮膚の切除量の違いにより、左右差が生じることがあります
  • 内出血・血腫
    まれに血腫(血のたまり)ができ、処置が必要になることがあります
  • 閉瞼のしづらさ
    皮膚を取りすぎると目が閉じにくくなることがあります。当院ではこのリスクを避けるため、切除量をミリ単位で調整しています

当院では、術後1年以内であれば、切開部位が同じ場合の再手術に追加料金はかかりません(追加手術時の術後のお薬代は別途かかります)。術後の調整は、腫れが完全に落ち着く術後6カ月以上経過してから検討します。

眉下切開に関するよくある質問

よくある質問
眉下切開のダウンタイムはどのくらいですか?
腫れ・内出血は2〜3週間で落ち着きます。傷跡の赤みは術後6カ月程度かけて薄くなります。腫れの経過は非常に個人差が大きい部分ですので、大切な予定の前には余裕を持って手術日を決めてください。
眉下切開の傷跡は目立ちますか?
眉毛の下縁に沿って切開するため、眉毛で隠れやすい位置ではありますが、二重のラインに傷を隠す二重切開や眼瞼下垂手術に比べると、人によっては傷跡が目立つことがあります。当院では傷跡が目立ちにくくなるよう、縫合方法に最大限の工夫をしています。
眉下切開は保険適用になりますか?
原則は自費診療です。ただし、視野障害を伴う高度な眼瞼皮膚弛緩の場合は保険適用となることがあります。診察と視野検査で判断しますので、まずはご相談ください。
眉下切開と前額リフト(おでこリフト)はどちらが良いですか?
眉毛の位置がポイントです。眉毛の位置が下がっていない方は眉下切開、眉毛の位置が低い方は前額リフト(おでこリフト)をお勧めしています。まぶたが厚く眉毛が低い方に眉下切開を行うと、眉と目の距離がさらに近づいてしまうためです。
片側だけ眉下切開はできますか?
可能です。ただし、手術した側だけ眉毛の位置が下がることがあり、左右の眉の高さに差が生じる可能性があります。術前に十分ご説明した上で手術を行います。
眉下切開で二重の形は変わりますか?
変わります。眉毛の下で皮膚を切除した分だけまぶたのかぶさりが減り、二重の幅は広がり、二重のラインも変わります。ただし、二重のライン上を切開する眼瞼下垂手術や二重切開に比べると、二重の雰囲気や目元の印象は術前と比べて変わりづらいため、印象を変えたくない方にお勧めしています。眼瞼下垂手術では二重のラインの上に眉毛に近い厚い皮膚がかぶさりますが、眉下切開では眉毛に近い厚い皮膚を取り、二重のラインに近い薄い皮膚が残るためです。
眉下切開と眼瞼下垂手術、両方必要な場合はどちらが先ですか?
両方の手術が必要な方は少なくありませんが⁵、当院では順番を「眉下切開が先」としています。眼瞼下垂手術は、あとで眉下切開をする前提かどうかでデザインが全く異なるためです。また、眼瞼下垂手術を先に行ってまぶたの厚みが気になった場合、眉下切開を追加しても厚みは改善しません。眉下切開だけでもまぶたの重みが取れて軽度の眼瞼下垂はわずかに改善することがあるため、まず眉下切開を行い、必要に応じて眼瞼下垂手術を検討する流れをお勧めしています。

まとめ

まぶたと眉の状態にあった治療を

眉下切開は、目元の印象を大きく変えずに上まぶたのたるみを取ることができる手術です。二重の幅は広がりますが、眼瞼下垂手術や二重切開に比べると二重の雰囲気が変わりづらいのが特徴です。特に、まぶたが厚く眉毛の位置が下がっていない方や、目尻側のたるみが強い方に向いています。一方で、眉毛の位置が低い方には前額リフト(おでこリフト)が適していることもあり、術式の見極めが仕上がりを左右します。

当院では、すべての手術において手術用顕微鏡を使用し、「明日の満足より、3年後の美しさを」を目指し、正しい手術を丁寧に行っています。上まぶたのたるみが気になる方は、一度ご相談ください。

上まぶたのたるみ・眼瞼下垂の治療・費用について

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▶ 費用については料金表をご確認ください。麻酔代と術後の診察代は手術代金に含まれています(静脈麻酔や頻回の診察を希望される場合は別料金です)。

参考文献

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