人間は「まぶたを閉じろ!」という命令が脳 → 神経 → 筋肉という順番で伝わり、まぶたを閉じていますが、この中のどこかしら異常をきたすと、まぶたがピクピクと痙攣(けいれん)するようになり、止まらなくなります。
関連する病気
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眼瞼痙攣
脳の一部が異常をきたして長期間(1~2カ月以上)まぶたが痙攣する病気です。
日中まぶたを自由に開けることができず、以下のような症状がでます。症状 割合 光がまぶしい 95% 目をつぶっていた方が楽 92% 目が乾く 51% まぶたが
下がる29% -
眼瞼ミオキミア
まぶたが痙攣する病気で、こちらはストレスが原因とされています。
眼瞼痙攣との大きな違いは1~2カ月で自然治癒することです。また、後述する「速瞬(そくしゅん)テスト」「強瞬(きょうしゅん)テスト」も問題なくこなすことができます。 -
眼瞼下垂(がんけんかすい)
まぶたを上げる筋肉がうまく働かなくなることでまぶたが下がる病気です。
まぶたを閉じる筋肉が過剰に働くことでまぶたが下がる「眼瞼痙攣」と間違われることがあります。 -
ドライアイ
眼瞼痙攣の約半数が「目が乾く」といったドライアイ症状を自覚しています。
ドライアイと診断され治療を受けても改善しない場合、実は眼瞼痙攣が潜んでいることが多く、注意が必要です。