逆さまつげが眼球にあたって痛い(若い方の逆さまつげ)
逆さまつげが眼球にあたって痛い(若い方の逆さまつげ)
まつ毛はまぶたの縁に存在し、異物が眼球に入らないよう眼球を守る役割があります。
また、視界を邪魔しないように、まつ毛は通常前を向いています。
しかし、先天的にまつ毛が前を向かず眼球に近づいている場合があり、ひどい場合はまつ毛が眼球と接しています。そうすると、まばたきをするたびにまつ毛が眼球とこすれ、目のゴロゴロ感や痛みを感じるようになります。
これを「睫毛内反症」と言います。いわば「若い方の逆さまつげ」です。
睫毛内反症は上まぶたにも下まぶたにも起きうる病気で、上まぶたの睫毛内反を「上睫毛内反症」、下まぶたの睫毛内反を「下睫毛内反症」といいます。
内眼角贅皮とは、目頭に張り出した皮膚(筋肉)のことです。
アジア人に多いとされ、逆さまつげの大きな原因になっています。
年齢と共に自然に治ることも多いですが、乱視や近視、遠視など屈折(メガネの度数)の異常が伴い弱視(目の成長が未発達な状態)につながって見づらさが一生付きまとう可能性がありますので、自然に治らない場合は適当なタイミングでの手術が必要です。
角膜の傷の程度や睫毛内反の程度、年齢も総合して患者さんにとってベストな治療タイミングを計っていきます。
下睫毛内反症の原因が
であることから、手術のコンセプトは以下のようになり、これらを行うのが「Hotz変法」です。
Hotz変法はまぶたの皮膚を約2.5cm切開しますが、傷あとをきれいに縫えば痕はほとんど残りません。
また、目頭側の皮膚を切除するのが「内眥形成(目頭切開)」です。
Hotz変法だけでなく内眥形成(目頭切開)を加えると術後の経過が非常に良い(78.0%→98.6%へ上昇)というデータが出ておりますので5)6)、当院では必要な患者様へは内眥形成も一緒にお勧めしております。
当院では、Skin Redraping Methodや内田法、Z形成術など様々な術式から患者様にとってベストな方法を選択してご提案しています。
上睫毛内反の原因が以下であることを考えると、
手術のコンセプトは以下となり、これらを行うのがHotz変法です。
上まぶたのHotz変法は、いわゆる重瞼(二重)術です。
Hotz変法はまぶたの皮膚を約2.5cm切開しますが、上から皮膚がかぶってくるため、外からはまったくわかりません。
また、目頭側の皮膚を切除するのが「内眥形成(目頭切開)」です。
Hotz変法だけでなく内眥形成(目頭切開)を加えると術後の経過が非常に良い(78.0%→98.6%へ上昇)というデータが出ておりますので、当院では必要な患者様へは内眥形成も一緒にお勧めしております。
当院では、Skin Redraping Methodや内田法、Z形成術など様々な術式から患者様にとってベストな方法を選択してご提案しています。