浦和駅西口徒歩4分の眼科です。
眼瞼下垂の治療
まぶたは「まばたき」をすることで以下のような重要な役割を担い、眼球を健康に保っています。
眼瞼下垂になるとこれらの機能が損なわれるため、手術でまぶたを上げて機能面を改善させます。
また、コミュニケーションを取る際に相手の目を見つめるため、まぶたは体の中で一番他人に見られるパーツです。
つまり、まぶたは審美面もしっかりと配慮すべきパーツであり、眼瞼下垂の手術でもまぶたを上げるだけではなく、審美面にしっかりと配慮して手術をする必要があります。
当院では、眼科専門医でありながら様々な学会に所属して審美面の経験も積んだ院長が全ての手術を執刀し、保険診療でも自費診療でも機能面と審美面の両面から妥協することなく患者様と向き合い手術を行っております。
眼瞼下垂の治療法は複数あり、それぞれの「メリット」「デメリット」を考え、患者様へ最良の治療法をご提案いたします。
手術当日は、手術室に入ってから消毒し、以下の流れとなります。
そして手術ですが、私の眼瞼下垂での手術時間は50～60分です。
他院で手術時間重視の医院では20分程度で行う施設もありますが、当院ではまぶたの上がり具合やまぶたの形、二重の幅など1mm単位でこだわっており、ベストな仕上がりを追求するとこれくらいの時間はどうしてもかかります。
逆に1時間30分を超えてくるようですと翌日の腫れが強く出ますので、手術時間が長すぎるのも良くありません。
当院では、全例局所麻酔で手術を行っております。
そして、麻酔に関しては以下のような工夫を凝らして痛み軽減を追求しております。
人間が一番痛みを感じるのは皮膚(表皮や真皮)であり、手術を受ける時は、注射の麻酔で注射針が皮膚に刺さる時に強い痛みを感じます。
当院では、効果が高い海外輸入のクリーム麻酔を使用することで注射針の痛みを緩和させております。
笑気麻酔(しょうきますい)とは、歯医者さんでもよく使用されている吸入麻酔(吸い込む麻酔)です。
他の麻酔と比べて、以下のような特徴があります。
つまり、安全に「痛み」と「不安」を軽減させることができます。
手術場所の痛みに対して一番効果があるのが「注射の麻酔」です。
濃度が高い麻酔薬は痛みが取れますが、余計な部位にまで麻酔が作用し(左右差など)術後のまぶたの見栄えが悪くなる可能性があります。
濃度が低い麻酔薬は余計な部位に麻酔が作用せず、まぶたは思い通りの見栄えになりやすいものの、痛みが取れづらく術中の痛みのコントロールが不十分になります。
また、国内で流通している麻酔はpHが低く、注射時の痛みの一因にもなっています。
上記を考慮し、当院では「注射の時にも手術中にも痛みを感じず、術後のまぶたの見栄えも良い」オリジナルの注射麻酔を使用しております。
これらの対策により、当院ではまぶたの術後の痛みを0.1％に抑えることを可能にしております。
「通院は1回でO.K.」のようなクリニックもありますが、当院では、まぶたの手術前後は最低3、4回の通院をお願いしています。
これは、「手術を受けた方全員になるべく100点満点のまぶたになっていただきたい」ためと「自分の手術に最初から最後までしっかりと責任を持ちたい」からです(遠方にお住まいの方へ：複数回の受診が難しい場合はご相談ください)。
まず初めにどんなところが困っているのか、見た目に気になるのかお伝えください。
手術を希望される場合は、この日に手術日を決定することができます。
診察の際、必ずリングライト付きの一眼レフカメラでお顔を撮影します。これはTPOにより変わる人間の顔を客観的に評価するためです。
また、細隙灯顕微鏡で眼球の診察も行います。これは、ドライアイや眼球の傷、白内障など眼球の疾患の有無、そして術前後での変化を確認するためです。
そして、同日に手術してよいかどうか全身状態を精査するための採血検査などを行います。
初診日もしくは別日に、視野検査や眼底検査などの検査を行うことがあります。これは、例えば、上の方が見づらいという自覚症状の原因が眼瞼下垂ではなく実は緑内障だった…という眼球の病気の見落としを防ぐためです。
手術直前に来院いただき、手術前後の注意点の説明やシュミレーションをおこないます。
初診日のみでなく術直前に再度来院いただくのは、まぶたの大きさや二重の幅など細かい希望をなるべく吸い上げてベストなまぶたを一緒に作り上げたいという思いからです。
手術翌日、出血が止まっているかどうかの確認です。
手術後、7日〜10日後で抜糸をします。この際に左右差が出ている場合は微調整を行います。
手術後1カ月、3カ月、6カ月：手術時の腫れは1～2週間で90%が取れますが、傷の微妙な赤みや腫れは数カ月続くこともあります。当院では「手術させていただいた方は最後まで責任を持つ」というコンセプトから、術後1カ月、3カ月、6カ月のタイミングでの受診をお願いしております。(遠方にお住まいの方へ：複数回の受診が難しい場合はご相談ください)。
術後3～4日で近くのコンビニエンスストアへ、術後1週間でデパートへ行けるくらいには落ち着きます。
まぶたの皮膚は人間の体の中で一番薄く、術後の腫れが非常にはっきりと出る場所です。さらに、眼瞼下垂の手術はまぶたを上げる筋肉を処理するため、二重手術などよりも腫れます。
しかし、当院では炭酸ガスレーザーと高周波メスという2種類の高度医療機器を使用して確実かつ体へのダメージを最小限に止血をおこないます。また、全症例で顕微鏡を使用し手術を丁寧おこなっておりますので、術後の腫れも最小限にしております。
手術翌日から洗顔とシャワー浴、洗髪が可能です。
医学的な意味合いでいえば術後すぐにでも可能なのですが、術後の腫れを最小限にするため手術直後～翌日は「とにかく安静にしてしっかりと冷やす」ことを最優先していただいています。
術後2日間は体を温めないよう、湯船へ入ることは控えてください。
約3週間はコンタクトの装用を控えてください。
手術部位が落ち着くのは、術後3週間くらいです。
術後3週間以内にコンタクトの装用でまぶたを触ると、糸が緩んでまぶたの幅や二重の形が変わることがあります。
目もとのメイク以外は翌日から可能です。
目もとのメイクはコンタクトの装用と同様で、まぶたを触るために手術で結んだ糸が緩むことがあります。手術部位が落ち着く術後3週間は控えてください。
眼瞼下垂の手術を受けることで、眼瞼下垂により引き起こされていた症状の改善が見込めます。つまり、以下のようなメリットがあります。
眼瞼下垂の手術を受けることで、わずかながらのデメリットがあります。
眼瞼下垂の手術は、医師からすると「簡単なようでいて、実は非常に奥が深い」手術です。「簡単なようでいて」というのがポイントで、眼瞼下垂の手術を行う医師は割と多いのが現状です。
しかし、「実は非常に奥が深い」ため、習熟していない医師の手術により見栄えが悪化し、当院へお越しになる患者様も多くいらっしゃいます。
初回の手術だからこそ、専門の医師による手術を受けるべきと考えます。
まぶたの皮膚は、眉毛に近い方が厚く、まつ毛に近くなるにつれ薄くなっていきます。
そして、眼瞼下垂の手術をすると眉毛に近い厚い皮膚が上からかぶさるため、まぶたが厚ぼったく見えることがあります。
このケースは、術前のシュミレーションで予想することができますので、術前にしっかりとシュミレーションをする医師を探すことが必要です。
眼瞼下垂の手術は、医療的には入院の必要性は基本的に全くありません。日帰りで十分です。
しかし、ワーファリンを内服している方(血液をサラサラにする薬)、大きな持病をお持ちの方、中学1年生までは日帰り手術をお勧めできないことがあります。
例えば、ワーファリンは血を固まらせない作用が非常に強い薬であるため、内服を継続して手術を受ける場合は入院してしっかりと全身管理をしてもらうことをお勧めいたします。
心臓やおなかの血管に手術が必要な程の持病を持っている方や肝臓や腎臓が悪く血小板数が極端に低い方、免疫系の疾患をお持ちの方など、いわゆる「全身状態が悪い方」は入院して全身管理をした上で手術を受けた方が良いこともあります。
中学校1年生以下の場合は内的に成熟途中であることが多く、手術という非日常に耐えられないこともあります。手術は、一度開始すると途中でやめるのは非常に困難です。
中学校1年生以下で局所麻酔下での手術をご希望される場合は、当院では笑気麻酔(吸入麻酔)を必ず併用いたします。
上記の患者様でも日帰り手術が可能な方も、もちろんいらっしゃいますので、当院へ一度ご相談ください。
保険が適用される場合、両側で1割負担だと約17,000円、3割負担ですと約55,000円ということになります。
眼瞼下垂や眼瞼皮膚弛緩症は伸びたゴム紐と同じ状態です。ハリを戻すにはゴム紐を切って短くし縫い合わせる(手術)必要があり、「機能的に支障が出ている(上方の視野が狭い、まぶたが開けづらい、まぶたが重い)」場合は保険が適用されます。一方、「機能的には支障がないものの見た目に気になる」場合は自費での治療になります。
保険診療の眼瞼下垂手術の時に執刀医が「保険診療での眼瞼下垂手術は、機能を改善させるためのものであって、見た目を改善させるものではありません」と説明することが多いです。
正解は、
「保険診療での眼瞼下垂手術で機能も見た目も改善させられるけど、機能に問題がない軽度の眼瞼下垂の場合や1mm単位の修正などは保険を適用させることができません。」
です。
まぶたを手術するということは、どうしても見た目が変化します。
手術の際に見た目に配慮した手術をしっかりと行うのか、それとも機能だけ改善させて見た目への配慮をないがしろにするのかは術者のマインド次第です。
当院では、眼科専門医でありながら様々な学会に所属し審美面での経験も豊富な院長が全ての手術を執刀します。
機能面に問題がある眼瞼下垂は、手術時に保険が適用されます。
逆に言うと、以下のような機能面に問題がない眼瞼下垂は保険が適用されません。
以下のような要素(症状)が大きい場合は、「年を感じさせる見た目」になりますが、これらのどう頑張っても保険で治療できない(治療すると法律違反になる)部分に関しては、当院では自費診療で対応させていただきます。
眼瞼下垂に対する自費治療のメリットは、高度な技術やレーザーを駆使するために以下のようなメリットが挙げられます。
当院は、眼科的な機能面をしっかりとケアしつつ手術や審美的なレーザーまで使用して治療に当たっている、数少ない施設です。
自費診療での治療で唯一のデメリットは「価格が高い」ということです。
お金のためにではなく「正しい医療を必要な方に届けたい」と思い開業した私としては高い価格をいただくことは非常に心苦しいのですが、患者様へご納得いただく医療を提供するべく高性能な医療機器の使用など、保険診療では提供できない＋αの要素を患者様へ提供するためには適正な価格をいただく必要があります。
ご理解いただきますようお願いいたします。
眼瞼下垂の手術は、術者にとって「入り口は広く、奥は非常に深い」です。
100点のまぶたに仕上げる為にあらゆる工夫をしておりますが、左右差を1mm(ミリ)でも作りたくない場合は、術後約10日目に微調整をする場合があります(約10人に1人)。
※微調整は片側約40分です。
再発に関しては洗車と同じです。つまり、それまでのゆるみは治せても術後数年するとその分のゆるみが出てきます。
そのため、5～10年後には再手術をする場合があります。
未熟な手術の場合は術後早期(1～6カ月)で再発することがありますが、当院では、長期間美しいまぶたを維持することを目標とした手術法を採用しておりますので、術後早期(6カ月以内)の再発率を0.2%以下に抑えております。
まぶたを上げる筋肉がうまく働かなくなり、まぶたが下がる病気が眼瞼下垂です。
原因の多くが加齢によるもので、下記が主要な要因として挙げられます。
上記のような要因に合わせた施術を選択し、実施します。
眼瞼下垂の治療は緩んだ筋肉を縫い縮めることになります。
まぶたを上げる筋肉は挙筋腱膜(きょきんけんまく)とミュラー筋ですが、どれをターゲットにするかで手術法を3つに分けることができます。
ミュラー筋タッキングは、ミュラー筋を挙筋腱膜(きょきんけんまく)との間だけ剥離(はくり)して結膜(けつまく)を付けた状態で瞼板(けんばん)に縫い付ける術式です。
約30分(両眼)
手術時間が短い(他の術式に比較して)
術後の左右差、再発の可能性が若干高い
ミュラー筋タッキングは周りの組織から剥離(はくり)する面積が小さいため手術時間は短い(両側で約30分)というメリットはありますが、術後に周囲と癒着(ゆちゃく)する面積が小さくなるために術後の左右差、再発の可能性が若干高いというデメリットがあります。
挙筋腱膜前転術(きょきんけんまくぜんてんじゅつ)は挙筋腱膜(きょきんけんまく)を周囲の組織から完全に剥離(はくり)し、挙筋腱膜(きょきんけんまく)だけ短縮して瞼板(けんばん)に縫い付ける術式です。
約50～60分(両眼)
再発が少なく術後の腫れも少ない(他の術式に比較して)
重症の眼瞼下垂には対応できない
挙筋前転術(きょきんぜんてんじゅつ)は再発が少なく術後の腫れも少ないというメリットがありますが、重症の眼瞼下垂(がんけんかすい)には対応できないというデメリットもあります。手術時時間は両側で50～60分です。
挙筋短縮術(きょきんたんしゅくじゅつ)は挙筋腱膜(きょきんけんまく)とミュラー筋の両方とも周囲から剥離(はくり)して瞼板(けんばん)に縫い付ける術式です。
約60分(両眼)
重症の眼瞼下垂でも対応可能です
術後の腫れが強い(他の術式に比較して)
挙筋短縮術(きょきんたんしゅくじゅつ)は重症の眼瞼下垂(がんけんかすい)でも対応可能ですが、術後の腫れが強いというデメリットがあります。手術時間もやや長く、両側で60分くらいかかります。
当院では、再発が少なく術後の腫れも少ない挙筋前転術(きょきんぜんてんじゅつ)をまずは選択し、重症の眼瞼下垂(がんけんかすい)には挙筋短縮術(きょきんたんしゅくじゅつ)を選択しております。
先天的にまぶたを上げる筋肉の力が非常に弱い(挙筋機能が不良な)「先天性眼瞼下垂」の方や加齢による眼瞼下垂の中でも最重度の場合に前頭筋つり上げ術を行います。
前頭筋つり上げ術とは、おでこの筋肉(前頭筋)と瞼板を材料でつなぐことでおでこの力を利用してまぶたを開ける方法です。
つなぐ材料は、大きく分けると以下のようになります。
「人工素材」というとあまりイメージが良くないかもしれませんが、ゴアテックスは腹部の血管の手術でも使用されておりますし、術後のトラブルが非常に少なかった(4.6%)というデータが出ています1)。また、自家組織よりもゴアテックス®のほうが再発率は低かったというデータも出ております2) 3)し、自家組織は術後まぶたの変形をきたしてしまうことがあります。
| 再発率 | |
| 自家組織 | ４％ |
| ゴアテックス® | 0% |
感染のことを考えて自家組織(側頭筋膜)を使用している時期もありましたが、以上の理由から当院ではゴアテックス®を使用することを基本的にはお勧めしております(どうしても人工物を入れたくないという場合は側頭筋膜を使用いたしますのでご相談ください)。
昨今「切らない眼瞼下垂手術」が脚光を浴びています。
「怖くない」「腫れない」というイメージを持った方々が希望されるようで、多くの美容クリニックで宣伝しています。
また、医師からも「良い結果が出ました」という数多くの報告があります。
しかし、「良い結果が出ました」という報告のほとんどが「術後６カ月」くらいの短期間の報告であることや「まぶたの形は周囲との癒着が多いほど長期間持続される」というまぶたの手術の原理から鑑みると、「切らない眼瞼下垂手術」はお勧めできない手術であるといえます。
「まぶたの形は周囲との癒着が多いほど長期間持続される」とはどういうことでしょうか？
「挙筋腱膜前転術」や「挙筋短縮術」はしっかりと周囲から筋肉を剥離してから縫い縮めるため、術後に周囲と癒着する面積が多く再発が少ない術式といえます。
「切らない眼瞼下垂手術」は大きく分けると3つありますが、どんな「～式♡切らない眼瞼下垂手術」でも周囲と癒着する面積は小さいため、再発しやすいといえます。
以上より、当院では「切らない眼瞼下垂手術」をお勧めしておりません。
| 術式 | 挙筋前転術 |
| 手術時間 | 約７０分 |
| 金額 |
約50,000円 (保険適用、3割負担時) |
| リスク・副作用 | 再手術、内出血、術後腫脹 |
軽度眼瞼下垂の方です。
しっかりと重瞼も作成しています。
| 術式 |
挙筋前転術 (少量の脂肪切除も行っています) |
| 手術時間 | 約8０分 |
| 金額 | 約50,000円（保険適用、3割負担時） |
| リスク・副作用 | 再発、術後出血、再手術 |
一重の方は生まれつきの「眼瞼下垂」の方が多く、
眼瞼下垂の手術をすることで機能面も改善します。
| 術式 | 挙筋前転術 |
| 手術時間 | 約６０分 |
| 金額 | 約50,000円（保険適用、3割負担時） |
| リスク・副作用 | 再発、術後出血、再手術 |
この方も一重で先天的な眼瞼下垂がありました。
挙筋前転術でまぶたがしっかりと挙上できるようになっています。
| 術式 | 眼瞼下垂手術(挙筋短縮術) |
| 手術時間 | 約６０分 |
| 金額 |
約15,000円 (保険適用、１割負担時) |
| リスク・副作用 | 再発、術後出血、再手術 |
緑内障の点眼薬による「まぶたの窪みと眼瞼下垂」です。
まぶたの窪みが強い場合は重瞼幅を狭めにします。
| 術式 |
右前頭筋つり上げ術 左挙筋前転術 |
| 手術時間 | 約100分(局所麻酔下) |
| 金額 | 約8万円(保険適用 3割負担時) |
| リスク・副作用 | 低矯正、再手術、内出血 |
右側は生まれつきの高度が眼瞼下垂です。
自分の体の一部を使用する場合もありますが、当院では基本的にゴアテックス®という人工血管としても使用されるシートを使用して治療に当たります。
| 術式 |
挙筋短縮術 +真皮脂肪移植 |
| 手術時間 | １８０～２１０分 |
| 金額 | 550,000円 |
| リスク・副作用 | 再手術、内出血、術後腫脹 |
緑内障の点眼薬による「眼瞼下垂とまぶたの窪み」を同時に治療しています。
重瞼をきれいに作るため、おなかの脂肪を少量移植しています。
詳しくはこちら。
| 術式 | 挙筋前転(他院修正) |
| 手術時間 | 約７０分 |
| 金額 |
約50,000円 (保険適用 3割負担時) |
| リスク・副作用 | 再手術、術後腫脹、変形 |
他院で眼瞼下垂の手術を受けた後、結果が思わしくなく当院を受診されました。
必要な数カ所の修正を一度に行い、しっかりとした結果を出すことができました。
「眼瞼下垂の手術を行っています」というクリニックが増えておりますが、同時にこのような方も増えております。
詳しくはこちら。 修正手術
| 術式 | 挙筋短縮術(他院修正) |
| 手術時間 | 約６５分 |
| 金額 |
約50,000円 (保険適用 3割負担時) |
| リスク・副作用 | 再手術、術後腫脹、変形 |
こちらも他院での手術後徐々に左右差が出てしまい、初回手術約3年後に当院で再手術(修正手術)を行った患者さんです。
再手術は決して簡単ではありませんが、技術と経験をすべてつぎ込み毎回行っています。
| 術式 | 挙筋短縮術(他院修正) |
| 手術時間 | 約６５分 |
| 金額 |
約50,000円 (保険適用 3割負担時) |
| リスク・副作用 | 再手術、術後腫脹、変形 |
| 術式 | 挙筋短縮術 |
| 手術時間 | 約６０分 |
| 金額 |
約50,000円 (保険適用 3割負担時) |
| リスク・副作用 | 再手術、術後腫脹、変形 |
① 眼瞼下垂手術の所要時間は45～80分。
たるんだまぶたの筋肉を縫い縮めてまぶたをしっかりと上げ、たるんだまぶたの皮膚がかぶさってこないよう二重をしっかりと作ります。
② 術翌日から洗顔、洗髪、シャワー浴が可能です。
顔は血流が豊富なので感染に強く、データ上も消毒液を使用するより水道水で洗い流す方が傷をきれいに保てるということが分かっています。
翌日からは通常通り泡立ててやさしく洗顔してください。
③ 術後2日間は患部をしっかり冷やしてください。
まぶたの皮膚は体の中で一番薄く術後は傷を治そうと様々な変化が起きるため、術後２日間は一番腫れる時期になります。
その間はしっかりと患部をしっかりと冷やし、腫れないよう努めてください。また、この間は、激しい運動や湯船につかるなど体を温める様なことをすると腫れが強くなりますので控えてください。
術後の腫れですが、腫れは1週間で6割、2週間で9割くらい改善します。そして残りの1割は約2か月かけて徐々に落ち着いていきます。
④ 術後2週間以内に微調整をする場合があります。
人間はまばたきを一日約2万回も行っており、まぶたは動きが非常に多い部分です。
手術中は左右差が無いようしっかりと調整しますが、まばたきをしているうちに左右差が出てくることがあります。私の場合ですと10人に1人くらいの割合です。
左右差が気にならなければ調整する必要はありませんが、左右差が気になる場合は術後2週間以内に調整をした方がよい場合があります。
なぜ2週間以内かといいますと、良い意味でも悪い意味でも手術して縫い合わせた部分が癒着していないため、非常に調整しやすいしきれいな結果が出やすいためです。
術後2週間を超えてくると傷口が癒着してくるために微調整が非常にしづらく良い結果が出づらいため、こういった場合は傷が落ち着く術後6か月以降に微調整をすることをお勧めしています。
⑤ 術後のコンタクトレンズや目もとのメイクに関しては、術後約3週間は控えてください。
手術の傷がくっつくには約2週間必要です。
手術は針と糸で切った部分を縫い合わせて形を作るのですが、傷がくっつききる前にまぶたを強くこすると縫い合わせた糸がゆるみまぶたの形に左右差が出る場合があります。
そのため、コンタクトレンズやアイライン、アイシャドー、アイブロウなど目もとのメイクに関しては傷がくっつく術後3週間は控えてください。
⑥ 術後１，３，６か月での受診をお願いいたします。
手術時の傷は術後3カ月で一度固くなり、その後3カ月かけて柔らかくなっていきます。つまり術後6か月で一通り落ち着くことになります。
すべての手術に対して自分のベストを尽くすため、術後のケアもしっかりとさせてください。
術後２、３日目に最も腫れた状態になりますが、５日目くらいから徐々に腫れが落ち着いていきます。そして、術後約１週間の診察時では傷がくっついていることが多く、診察時に確認し、問題がなければ抜糸します。
診察時にチェックするポイントですが、以下の３つになります。
①に関してですが、糖尿病などのご病気をお持ちで傷のくっつきが悪い方は、抜糸を数日後に延期する場合があります。
②に関してです。術後２日目までは患部をしっかりと冷やしていただきますが、術後１週間の時点では腫れがおよそ半分引いた状態です。術後１週間で審美的な確認もしっかりと行い、術後２週間での再調整の可能性についておおよその予想をお伝えいたします。
最後に③に関してです。黒目の状態など、眼球表面の診察をします。
まぶたは眼球と接しており、一時的ですが、まぶたの手術後に見づらくなったりする場合やゴロゴロするなど眼球に違和感が出る場合もあります。
当院では眼科ならではの診察機器や診察技術を用い、機能的な面もしっかり確認いたします。
術後１週間の状態に不安になる方もいらっしゃいますが、最終的に腫れは必ず引いていきます。
ご不明点がございましたら、診察時にご相談ください。
抜糸する術後1週間での診察時に比べ、術後2週間ではさらに腫れが引いています。
診察時にチェックするポイントですが、最も大事なことは
「まぶたの開きの左右差がどれくらいあるか」です。
まぶたは一日２万回もまばたきしており、動きが非常に多いパーツです。
術直後は左右差がないようしっかりと調整しておりますが、まぶたの動きにより筋肉を縫い合わせた糸が徐々に緩み、まぶたの開き具合に左右差が出る場合があります。
そして、左右差が大きくなってしまった場合、修正が必要になります。
また、手術時に縫い合わせた傷は徐々にくっつき、２週間以上経過するとかなりしっかりとくっつくために、修正が非常に難しく結果も思わしくない場合があります。
以上の理由により、術後早期の修正は術後２週間で行っております。
診察では、左右差はどれくらいあるのか、そして左右差は術後の腫れによるものなのか、それとも糸のゆるみによるものなのかをしっかりと判断し、必要な方には当日再手術を行います。
術後１カ月の診察では、以下に関することを重点的にチェックします。
術後の腫れがかなり落ち着き、徐々に完成形が見えてくる頃です。
また、術後、乱視の変化等で一時的に見づらくなることがありますが、多くの方は術後約１カ月で元に戻ります。
これらの眼科的な機能面も含め、しっかりとフォローさせていただきます。
術後3カ月になると、術後の腫れはさらに落ち着いています。
術後3カ月の診察では、術後1カ月での項目に加え、まぶたの皮膚のたるみをチェックしています。
つまり、チェック項目は以下の内容になります。
術後の腫れが落ち着いてくると、まぶたの縁の腫れが引いて二重幅が狭くなります。
術前にしっかりとシュミレーションし皮膚がかぶさらないようデザインしておりますが、まぶたの皮膚は体の中で一番薄く伸びやすいため、予想以上に二重幅が狭くなりまつ毛にかぶさることがあります。
皮膚がまつ毛にかぶさるとまぶたの重みを感じることがあるため、皮膚のみ追加切除を行うこともあります。
皮膚のみ切除する場合は、術後の腫れも少なく約1週間で落ち着きます。
今回は、眼瞼下垂の術後6カ月での診察の際に確認するポイントについてお話します。
傷は術後3カ月で固くなりますが、その後柔らかくなり術後6カ月で落ち着き、完成形になります。
徐々に引いていったまぶたの腫れも、完全に落ち着きます。
まぶたの開きや二重幅など、左右差の最終的な評価はこのタイミングで判断し、ご本人も気になるようであれば再度手術を行うこともあります。
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