自覚症状について
眼瞼下垂はそのステージ(初期~後期)によって、患者様の症状へも変化があります。以下へ、そのステージごとの症状をお示しいたします。
初期の眼瞼下垂
加齢による眼瞼下垂では徐々に下がってくるため、自覚症状がないことが非常に多いです。見た目の変化としては、まぶたが下がると同時に二重幅(ふたえはば)が広がることもあります。
中期の眼瞼下垂
まぶたが黒目にかぶさるようになると、上方の視野が狭いという自覚(上の方が見えづらい)やまぶたが重い、開けづらいという自覚症状も出てきます。
見た目の変化としては、以下が挙げられます。
- まぶたが黒目にかかる。
- まぶたの下がりを補うためにおでこの筋肉(前頭筋(ぜんとうきん))を使ってまぶたを上げるようになるため、おでこにシワが寄り、眉毛の位置が上がる。
- 二重の幅がさらに広がる
後期の眼瞼下垂
黒目の中心にまでまぶたがかかるようになると、上方の視野が狭い、まぶたが重い、開けづらいといった自覚を強く感じるようになります。また、おでこの筋肉(前頭筋)を常に使い、まぶたの挙上(上に持ち上げること)をサポートしているため、前頭筋の負担が大きく頭痛や肩こりも出てくることがあります。
見た目の変化としては、以下のような変化がより強くなります。
- まぶたが黒目にかかる。
- まぶたの下がりを補うためにおでこの筋肉(前頭筋)を使ってまぶたを上げるようになるため、おでこにシワが寄り、
眉毛の位置が上がる。 - 二重の幅が広がる
さらに、無意識に顎を上げて物を見るようになり、常に顎を前に出したような姿勢をとります。