クリニック公式動画
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「涙があふれて困る」ことを「流涙症」といいます。
そして、「流涙症」の原因の一つが、涙の通り道である「涙道」が詰まる病気「涙道閉塞」です。
涙道閉塞は治療が必要なことも多いため、今回は、治療法の一つである「涙管チューブ」についてお話ししました。
「涙道閉塞」は専門の医師の下での治療が必要です。
60秒でわかる涙道閉塞、今回は涙道閉塞の治療、涙管チューブ挿入術について説明します。
涙管チューブ挿入術は、専用の内視鏡である涙道内視鏡を用いて閉塞部位を掃除し、専用の細いチューブを涙道に挿入する治療法です。
つまり、本来の涙道を生かす手術法です。
チューブを挿入する際、難易度は上がりますが鼻の内視鏡も併用した方が手術を正確に行うことができます。
そしてこの際、モニターを見ながら手元の鼻内視鏡を操作します。
しかし、チューブを抜いた後に涙道閉塞が再発することがあります。
閉塞していた場所によって差はありますが、再閉塞する確率、再閉塞率が80%の場合もあり、涙管チューブによる治療のみでは限界があります。
次回は涙道閉塞の治療、涙嚢鼻腔吻合術、DCRについてお話しします。
院長 勝村宇博