クリニック公式動画
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「涙があふれて困る」ことを「流涙症」といいます。
赤ちゃんの「流涙症」や「目やに」の原因は様々ですが、もっとも多いのは涙の通り道である「涙道」が先天的に詰まっている「先天性鼻涙管閉塞症(せんてんせいびるいかんへいそくしょう)」です。
先天性鼻涙管閉塞症とはどういった状態なのでしょうか? 治療法はあるのでしょうか?
「先天性鼻涙管閉塞症」は専門の医師の下での治療が必要です。
60秒でわかる先天性鼻涙管閉塞症。今回は、先天性鼻涙管閉塞とは?についてお話します。
涙は眉毛の後ろで作られた後、眼表面にいきわたり目の乾燥を防いでいます。
目頭と鼻の間には涙の通り道があり、目頭にある排水溝、涙点から鼻腔へ抜けていきます。
この、涙点から鼻に抜けるまでの涙の道のりを涙道といい、場所により様々な名称がついています。
通常は産まれた時に開く鼻涙管と鼻腔の間にあるHasner弁が開かず、鼻涙管が閉塞して涙があふれる状態を先天性鼻涙管閉塞症といいます。
先天性鼻涙管閉塞は、涙があふれるだけでなく涙嚢で細菌が増殖して感染をおこし、涙嚢炎になることがあります。
涙嚢炎になった場合、目やにや目頭の腫れや痛みなどの症状が出ることがあります。
次回は、治療法についてお話します。
院長 勝村宇博