クリニック公式動画
クリニック公式動画
まぶたの手術後のQ&A動画です。 患者様からご質問いただくことが多い手術後の質問内容をまとめました。 手術を検討されている方は一度是非ご相談ください。
当院では手術時の痛みを最小限にするため数種類の麻酔を使用しております。
一般的に、麻酔はたくさん使うと痛みは感じづらくなりますが、デメリットも出てきます。
①局所(注射)麻酔を大量に使用すると眼瞼下垂の術後に「術後の左右差」が出やすくなり、再手術のリスクが上昇する。
②笑気(吸入麻酔を長時間使用すると吐き気を催すリスクが上昇する。
これらの理由により使用する麻酔量はある程度抑えておりますし、麻酔の効き目には個人差があります。
どうしても痛みがとりづらい部分もありますが、痛みが場合は麻酔を追加することもできます。
手術中は会話ができますので、痛みが強い場合は執刀医である院長にお伝えください。
術後は痛みを感じることはほとんどありません。
大原則として、しっかりとした手術をするとまぶたは腫れます。
そして当院では、再発しやすい手術法ではなく、数年後のことも考え、全例しっかりとした手術法で行っております。
当院ではすべての手術で顕微鏡を使用して丁寧に手術をおこなっておりますが、しっかりとした手術で行うため、どうしても術後は腫れます。
術後ですが、基本的に以下の経過をたどります。
・術後48時間以内は「腫れる時期」
・術後48時間以降は「傷が治る時期」
つまり、術直後から腫れはじめ、術後2、3日目がピークです。
そして、術後4~5日目くらいから急に腫れが引き始め、術後1週間で約60%、術後2週間で約90%回復する場合が平均的です。
そのため、術後5日目くらいから、カモフラージュ用のメガネをかけて外出している方が多い印象です。
しかし、腫れぼったいまぶたや再手術の場合は腫れが長引く傾向にあり、数週間腫れが続く場合もありますので、ダウンタイムは余裕をもってみておいてください。
先ほども述べましたが、術後は以下の経過をたどります。
・術後48時間以内は「腫れる時期」
・術後48時間以降は「傷が治る時期」
術後の左右差を最小限にするには「まぶたの腫れを最小限にする」ことが大事です。
そのため、術後48時間以内の「腫れる時期」は保冷剤などでまぶたをとにかく冷やしてください。
人間は、活動すると血のめぐりが良くなり術後の腫れが悪化するため、術後48時間以内は在宅ワーク程度に抑え、なるべく冷やすことに専念してください。
その後ですが、デスクワークであれば術後3日目くらいから可能です。
体を動かす仕事の場合は、傷がくっついた術後1週間以降に再開していただくことをお勧めしています。重いものを持つのは術後3週間くらい控えた方が良いと思います。
術後48時間は「腫れる時期」で、運動すると腫れが悪化するため控えてください。
術後48時間以降は、ウォーキングなどの軽い運動は可能になります。
ランニングなどある程度の強度のある運動は、術後1週間での抜糸後になります。
筋トレなど、体に最大限の負荷がかかるものに関しては、しっかりと傷が固まる術後3週間以降をお勧めしています。
患者様の年齢や状況により、お伝えする内容が若干異なる場合がございますので、手術を検討されている方は是非一度ご相談ください。
院長 勝村宇博