
「まぶたの手術と涙の治療」を専門とする「かつむらアイプラストクリニック」。
早いもので、2021年9月1日の開院から、5年の月日が経過しました。
医師になり20年、「まぶた」と「涙」という専門の道に入ってから13年。学生の時に抱いた「まぶたの専門家になりたい」という目標を、開院からの5年間で、少しずつ形にしてこられたのではないかと感じています。
そして、ありがたいことですが、今も一日当たり6時間以上、週6日手術と向き合っており、人生の喜びも悲しみもほとんどが手術と密接に関係している日々を送っています。
開院当初の「手術全例に全力で向き合うため、当院で執刀できるのは年間2000件が限度だろう」という私の予想は、この5年目も裏切られ、5年目(2025年9月1日~2026年8月31日)の手術件数は2152件で、去年の自己ベスト(2130件)をさらに更新しました。
このうち保険診療の手術が1977件、自費診療の手術が175件です。眼瞼下垂症手術だけで1194件、涙道の手術(涙管チューブ挿入術・涙嚢鼻腔吻合術など)も356件と、まぶたと涙の両方で、多くの患者さんの手術を担当させていただきました。

しかし、いつもお伝えしているように、手術件数は多ければよいものではありません。
手術件数をとにかく多くしたい場合は、手抜きして一件当たりの手術時間を早めれば良いのです。実際そのような先生方も少なからずいらっしゃいますが、そのやり方は、私のやり方ではありません。
私の誇りは、手術件数ではなく「すべての手術に真剣に向き合い、必ず自分のベストを尽くす」ことにあります。保険診療でも自費診療でも、その姿勢に一切の差はありません。
今後も必ず全ての症例で自分のベストを尽くしてまいります。
手術を終えた患者さんに、アンケート調査にご協力いただきましたので、結果をご報告します。
回答いただいたのは、5年間で567人の患者様でした。

Q1. 医師の対応はいかがでしたか?
| とても満足 | 455 |
| 満足 | 101 |
| 普通 | 10 |
| 不満 | 1 |

Q2. スタッフの対応はいかがでしたか?
| とても満足 | 458 |
| 満足 | 90 |
| 普通 | 19 |

Q3. 当院を受診する前、手術に対する不安(腫れや痛み)はどの程度ありましたか?
| かなりあった | 224 |
| あった | 265 |
| ほとんどなかった | 60 |
| なかった | 18 |

受診前に「かなりあった」「あった」と答えた方を合わせると、86%にのぼります。まぶたの手術は日帰りで受けられる手術ではありますが、ほとんどの方が大きな不安を抱えて来院されていることが、あらためてよく分かります。
Q4. 医師の症状の説明および治療方法の説明はいかがでしたか?
| とても満足 | 381 |
| 満足 | 162 |
| 普通 | 24 |

Q5. 術前の医師の説明を受け、手術に対する不安は解消されましたか?
| 解消された | 244 |
| かなり解消された | 174 |
| 改善された | 121 |
| 印象はかわらなかった | 28 |

Q6. 当院で手術を受けてみてどうでしたか?
| とても満足 | 453 |
| 満足 | 105 |
| 普通 | 8 |
| 不満 | 1 |

Q7. 院内の雰囲気はどうでしたか?
| とても満足 | 395 |
| 満足 | 151 |
| 普通 | 18 |
| 不満 | 3 |

Q8. 総合的に当院はいかがでしたか?
| とても満足 | 462 |
| 満足 | 101 |
| 普通 | 2 |
| 不満 | 2 |

総合評価で「とても満足」「満足」と答えてくださった方は、99%でした。手術を受けてくださった皆さまに、心から感謝申し上げます。
待ち時間と説明時間について、正直にお伝えしたいこと

「手術そのもの(Q6)」や「総合評価(Q8)」の満足度は引き続き高い一方で、この1年に限った回答を見ると、「医師の説明(Q4)」と「説明による不安の解消(Q5)」で「とても満足」「解消された」と答えてくださった方の割合が、以前より低くなっていることが分かりました。自由記述でも、待ち時間や待合室の混雑、「もう少し説明の時間がほしかった」というご意見を多くいただいています。
これは、私自身も日々感じていることです。
当院は医師が私一人で、初診の検査から診察、手術、そして術後の経過観察まで、すべてを自分の目で確認し、自分の手で行っています。手術は一件一件、手術用顕微鏡を見ながらミリ単位で調整しますし、術中も何度も座位になっていただいて左右のバランスを確認します。診察も、他の医師に任せることはしません。これは、ひとりの医師が最初から最後まで責任を持つことが、手術の質を担保するうえで一番確実な方法だと考えているからです。
その分、どうしても一人の患者さんにかかる時間が長くなり、予約をいただいていてもお待たせしてしまう。患者さんの数が増えるにつれて、お一人お一人にゆっくりと説明する時間も、開院当初と比べて短くなってしまいました。こればかりは、私一人で診療する以上、完全に解消することが難しい部分です。
もちろん、これを「仕方がない」で終わらせるつもりはありません。待ち時間については、診察待ちの間に外出しやすい仕組みなど、少しずつ改善を続けています。術前の説明については、動画やホームページでの情報発信をさらに充実させるとともに、診察の中でも疑問を聞いていただきやすい雰囲気をつくることを、6年目の課題として取り組んでまいります。
ただ、それでもお待たせしてしまうことは、正直に申し上げてこれからもあると思います。「一人の医師がすべての症例に責任を持って向き合っている分、待ち時間や説明の時間については少しだけご容赦いただきたい」。これが、5年間診療を続けてきた私の、偽らざる本音です。
▶ 待ち時間の理由と当院の考え方については、かつむらアイプラストクリニックの「待ち時間」についてで詳しくご説明しています。
▶ 「ダウンタイム」「待ち時間」「失敗」という、患者さんからよくいただく3つの質問については、こちらの記事で正直にお答えしています。
また、少数ではありますが「不満」とご回答いただいた方もいらっしゃいます。ご期待に沿えなかったことを真摯に受け止め、術後に気になる点がある場合は、遠慮なく診察の際にお伝えいただければと思います。手術後の調整が必要な場合も含めて、責任を持って対応いたします。
6年目もさらに精進いたしますので、よろしくお願いいたします。


